2026.06.20

REPORT

【OWS】ラスト周回で驚異的な追い上げを見せた内村が男子10kmで初優勝(OWSオーシャンズカップ2026)

©PHOTO KISHIMOTO / Hiroki KAWAGUCHI

大会HP&リザルト:https://aquatics.or.jp/tournament/58008/

元々開催を予定していた21日(日)の天候の悪化が予想されたことから、規定通りに20日(土)にスケジュールを変更して行われたOWSオーシャンズカップ2026。

今大会は9月に開催されるOWS世界ジュニア選手権の代表選考を兼ねた大会となっている。詳細はJAPAN AQUATICS MAGAZINE のNEWS(https://aquatics.or.jp/topics/60137/)を参照してほしい。

スタート当日。海はベタ凪。昼前には雨の予報があったために空は厚い雲に覆われてはいたが、風もなくコンディションは良好。

予定通り9時30分に男子、9時35分から女子がスタート。

男子10kmでは、世界ジュニア選手権の代表もかかっている今福和志(枚方SS/同志社大学)が先行。それに渡辺雅空(teamsaga ssp)、高木陸(近畿大学)といった実力者が続く。波もなく穏やかなコンディションでは、泳力の高さが有利になる面もある。その後も今福が快調にレースを展開。泳ぎを崩すことなく集団を引っ張り続ける。レースが動く終盤、ここで集団後方から上がってきたのが高校生の瀧澤裕成(日大豊山)。序盤は10位前後をキープしていたものの、後半に入ってじりじりと順位を上げ、最終ラップでトップに踊り出る。
ただ、7、8人で形成された集団はそのままで最終ラップに突入。競り合いになると今福も強い。渡辺は耐えるが高木は後退。変わって前に出てきたのが、兵頭虎太朗(豊川高校)と内村弥路(中京大/すうぃんみよし)。先に仕掛けた瀧澤を入れて、世界ジュニア選手権代表候補の3人が今福らを抑えて上位に躍り出る。最後の直線に入って抜け出したのが内村。最終ラップまで集団後方につけ、なかなか前に出られなかったところ、ブイ周りのポジショニングに成功し、一気に抜け出し、そのままフィニッシュ。1時間59分58秒1で優勝を勝ち取った。2位には兵頭が11秒4遅れで入り、瀧澤が17秒2遅れで3位となり、若手3人が表彰台を獲得した。

©PHOTO KISHIMOTO / Hiroki KAWAGUCHI

「終盤は正直もうバテていたんですが、後ろから(兵頭)虎太朗がきて、それについていく形でうまく前に出られました。思ったよりもスローペースだったこともあって、途中で休みながら力を蓄えられたことが、ラストスパートに繋がりました。直前にケガなどもあったので、優勝できて今はホッとした気持ちが強いです」(内村)

男子7.5kmではレース序盤から抜け出し、10kmを争うトップ集団に食らいついたまま泳ぎ切った中川太芯(枚方SS/四條畷学園)が1時間29分42秒4で優勝を飾る。

男子5kmは先行した武井律己(日本大学)がそのまま逃げ切って59分47秒9で優勝を勝ち取り、2.5kmは藤澤知輝(ジョイフル千葉/NTTグループ)が34分07秒3で優勝した。

女子10kmのほうは、小島光丘(中京大学/東邦SC)、奥園心咲(枚方SS/立命館大学)、谷清美(新潟医療福祉大学)、梶本幸花(枚方SS/同志社大学)、竹澤芦奈(専修大学)、そして朝倉茉咲(東海大学)と加藤はなの(青森県/ダッシュ三条)がレース序盤の集団を形成。このなかで奥園、梶本らがトップを奪い合いながら、それでも集団は大きく変化なくレースが続く。動き始めたのは、残り3周回となったあたり。すでに竹澤、朝倉、加藤は遅れを取っていたが、谷、梶本らも遅れ始め、結果として小島と奥園の一騎打ちに。最終周回。奥園が小島についていくものの、徐々に離されていく。気づけば、小島が独泳に。奥園に40秒以上の差を付けて、最後はひとりでフィニッシュ。2時間08分19秒2で優勝を果たした。奥園は42秒9遅れの2位、3位は谷が1分48秒6遅れで続いた。

©PHOTO KISHIMOTO / Hiroki KAWAGUCHI

「いつもは終盤は先頭と離れてしまうので、後半でも身体が動くようにと序盤に給水回数を増やしたことがうまくいきました。10kmという種目の優勝は初めて。自信につながるレースになりました」(小島)

女子7.5kmでは、3人で形成された集団のなか、最終周回で抜け出した権田三実(東京SC/淑徳巣鴨高校)が1時間38分55秒2で優勝。先に行われた6月の日本選手権で1500mに続いて、OWSでも日本一に輝いた。

女子5kmは序盤から松﨑りん(早稲田大学)が抜け出し、全く他を寄せつけず。1時間04分35秒5で、2位以下に1分20秒もの差を付けて優勝。女子2.5kmでは、こちらもスタートから飛び出した児玉海生(早稲田大学)が34分49秒5で優勝した。

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