【#水球 女子】イタリア相手に健闘の5点差ゲームで世界水泳選手権水球初となる8位入賞を果たした(世界水泳選手権2025/シンガポール)

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水球女子日本代表の最終戦、7、8位決定戦はイタリアとの対戦。
第1ピリオドから攻撃のリズムがつかめない日本に対し、センターをうまく使って得点を積み重ねるイタリアはいきなり5連続得点を奪う。日本は開始5分、要約日本らしいカウンターアタックで設樂ひかるが1点目を挙げると、リズムが出たか、小林真穂が素晴らしいキープ力を見せてペナルティファウルをもらい、それを有馬優美がしっかりと決めて2点目。さらにカウンターアタックで福田星香が決めて、さらにパワープレーからのリバウンドを浦映月が素早く決めて、残り1秒で一気に同点にする。

第2ピリオドは開始から3分、イタリアは2番が永久退水したり、日本はカウンターアタックが潰されたりとお互い我慢の時間が続く。その時間を打ち破ったのはイタリア。右サイドからドライブで日本ディフェンスを振り切ってゴール。日本もすぐさまペナルティファウルをもらい、それを福田が決めて再度同点。だが、イタリアがここで連続得点で日本を引き離す。反対に連続得点が取れない日本は、点差を縮められない。このピリオドは2対5と3点差を付けられてしまった。

反撃に出たい後半。第3ピリオドは稲場晴香のセーブから右サイドの小林真穂がドライブからの8点目を奪って好スタートを切るも、イタリアがさらに連続得点で日本を引き離しにかかる。日本も良い形でファウルをもらったり攻撃を加えたりできるのだが、最後のシュートが決まらない。バーに阻まれることが多く、チャンスをものに仕切れない。
9対16の7点差を付けられて迎える最終ピリオド。小林がカウンターアタックでゴールを決めるなど、随所に日本らしい攻撃ができたものの、中盤で大きくついた点差を縮めることはできず。最終スコアは15対20。最終リザルトは、水球史上初となる8位入賞を果たした。

「連続5失点から始まりましたけど、選手たちがよく頑張って盛り返してくれました。監督として流れを変える指示が出せなかったことは大きな反省点です。今大会は厳しい試合も多かったですが、選手が持てる力を出し切って最後まで戦ってくれました。私たちの武器はパスラインディフェンスからのカウンター。下がることもあるでしょうが、相手の攻撃終わりには必ずプレスをかけた状態で終われるようにしていきたい。次はアジア競技大会。そこに向けてまたしっかり頑張っていきます。応援、ありがとうございました」(筈井翔太監督)
「第1ピリオドは5点ビハインドから盛り返して良い流れを作りことができたんですが、そのあとはチャンスがありながらそれをものにできない時間がありました。シュートチャンスに決めきる力、退水からのシュートなどがこれからの課題になるかな、と思います。若い選手も多く、私も最終日まで戦ったことがない初めての経験ばかりのなか、チームのみんなはよく頑張ってプレーしてくれました。今回、女子水球も世界に通用するところを美見せられたと思います。身体が小さくても戦い方次第で戦えることを証明できた。これからも女子水球が盛り上がるようなプレーをしていきたいと思います」(稲場朱里主将)
