【#競泳】初日から平泳ぎと個人メドレーで大会新記録が誕生(第93回日本高等学校選手権水泳競技大会)
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令和7年度全国高等学校総合体育大会水泳競技大会・第93回日本高等学校選手権水泳競技大会の競泳競技が、広島県・ひろしんビッグウェーブで開幕。初日から大会記録が2つ誕生するハイレベルなレースを見せてくれた。
女子200m個人メドレーの石川真菜(日大藤沢)は、背泳ぎでトップに立つと、平泳ぎで2位以下を一気に引き離す。最後の自由形のスパートも効いて2分10秒50の自己ベストを更新、そして大会新記録を樹立して初優勝を飾り「とてもうれしい気持ちでいっぱいです」とうれしさを爆発させた。

もうひとつの大会記録は、女子200m平泳ぎ。「関東大会で(2分)25秒台で泳いでいたので、大会記録を狙っていた」という中澤心暖(常総学院)。前半を1分10秒63でトップで折り返すと、100mから150mで他を突き放して大きくリードを奪ってそのままフィニッシュ。2分24秒63の目標通りの泳ぎで優勝を果たした。

女子400m自由形は谷本美乃(羽衣学園)が、1年生とは思えない冷静なレース運びで4分12秒67の自己ベストを更新しての優勝を飾る。

「調子はあまり良くなかったし不安もあったんですが、いつも通りに泳げば大丈夫、と考えて泳ぎました」(谷本)
男子は安藤陽(四條畷学園)が、ターンする度に周囲との差を広げていき、最後はひとり3分50秒を切る、3分49秒90の自己ベストを更新して優勝を勝ち取った。

「やってきたことを信じて最後まで泳ぎました。50秒くらいを目標にしていたので、それ以上のタイムが出せたことにうれしさよりも驚きのほうが強いです」(安藤)
男子200m個人メドレーはほぼ横一線の展開で、150mのターン後に抜け出した安井悠斗(ルーテル学院)が2分01秒90で優勝を果たす。

「昨年のベストから2秒近くタイムを上げられたのですごくうれしいです。背泳ぎの強化をしてきたことが、結果に表れたと思います」(安井)
男子200m平泳ぎは「プラン通りでした」と、1年生の宮崎緒里(浜松商業)が、150mでトップに立ち、そのまま最後まで押し切って自己ベストを更新する2分11秒11で初優勝。

「お父さんからは「楽しんでこい、絶対に一番強いから」という言葉をもらってきました。その言葉を信じて最後まで泳ぎ切りました。必ずベストが出ると思っていましたので、結果にはとても満足しています」(宮崎)
女子4×100mフリーリレーでは、谷口満里奈、中野礼依、石川、そして佐々木悠乃の1年生と2年生の4人で臨んだ日大藤沢。谷口が56秒61、中野が57秒20で続き、第3泳者を任された石川が56秒09で、前を行く四條畷学園と埼玉栄、さらに関大北陽の3チームを逆転してトップに。最後は佐々木がそのリードを守り切り、3分46秒10で優勝。昨年2位となった悔しさを晴らした。

男子では、四條畷学園と豊川高校が激戦を繰り広げる。第1泳者は舟橋功が50秒15で四條畷学園に軍配。第2泳者では豊川が逆転トップ。第3泳者に入ると四條畷学園が追い上げてくるも、豊川がトップを守ってアンカー勝負。四條畷学園のアンカーは、400mを制した安藤。後半の強さを発揮して豊川の三浦対しをラスト15mで逆転。3分22秒43でこの種目初優勝を果たした。
