【#飛込】全国中学を制した井上が少年女子高飛込を制する(第79回国民スポーツ大会 水泳競技)
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滋賀・インフロニア草津アクアティクスセンターで行われている、第79回国民スポーツ大会水泳競技。競泳の開幕と合わせて、飛込競技も競技が13日からスタート。
初日は少年女子高飛込、少年男子3m飛板飛込、成年女子高飛込の3種目が行われた。
少年女子高飛込では、全国中学を制した井上優奈(高知県)と、インターハイで優勝した鈴木静玖(千葉県)の戦いに注目が集まった。1ラウンド目、先にトップに立ったのは井上。107Bで45.00を獲得する。対する鈴木は405Bでしぶきが上がり33.60と得点を伸ばせず12位からのスタートとなった。
しかし、鈴木もインターハイチャンピオンらしい演技で2ラウンド目から追い上げていく。205Bで55.10、105Bでは54.00と安定した演技を見せて、順位を3番手にまで引き上げる。
井上も逃げるが、小さなミスもあり鈴木との差は12.30ポイントにまで詰まってしまう。勝負の最終ラウンド。井上は5152Bで42.05ポイントを獲得して総合197.05ポイントで、鈴木の追撃をかわして優勝を果たした。鈴木はあと一歩届かず、190.30の2位となった。

少年男子3m飛板飛込は激しく順位が入れ替わる展開に。1ラウンド目に107Bを決めてトップに立ったのは石沢遥斗(新潟県)。2ラウンド目もトップを守ったが、3ラウンド目に小さなミスをしたところを北村応吏(佐賀県)が5152Bで54.00をマークして逆転に成功。このまま逃げ切りたかったが、3ラウンド目に67.50ポイントを獲得して一気にその差を詰めていた片岡三亮(愛知県)が、4ラウンド目の305Bでもジャッジから8ポイントをもらう演技を見せ、今度は片岡がトップに立つ。1位の北村との差は大きくなかったが、それでも最終ラウンドの205Bでも61.50ポイントの高得点をマーク。合計を298.00として優勝を勝ち取った。北村は282.75の2位、最終ラウンドで69.00のラウンドトップの得点を叩き出した石沢が279.75で3位に入った。

成年女子高飛込。世界水泳選手権代表の金戸凜(東京都)と、ワールドユニバーシティゲームズ代表の山崎佳蓮(高知県)が接戦を演じる。1ラウンド目は山崎に軍配が上がるも、この夏から取り組んだという2ラウンド目の6243Dを決めた金とが逆転。さらに207Cでも74.25ポイントを獲得してトップをキープする。
追い上げたい山﨑は、4ラウンド目の207Cで67.65ポイントをマーク。小さなミスをして得点を伸ばせない金戸を捉え、この時点でトップに立つ。金戸との差はわずか4.90ポイント。

最終ラウンドは金戸が5237D、山崎は5253Bと、難易度はほぼ同じ。その出来映えで勝負が決まる。先の演技順だった金戸は、なんとジャッジから9点をもらう演技で87.45ポイントを獲得。一気に大きなアドバンテージを得る。追いすがりたい山崎だったが、67.20ポイントと金戸に届かず。結果、金戸が333.30で優勝を果たし、山崎は317.95の2位となった。

そして地元滋賀県代表の板橋美波がケガを押して出場。痛みがあるなかでも5ラウンドを戦い抜き、293.20で3位表彰台を獲得し、会場を大きく沸かせた。