REPORT
【水球】男女ともにベスト4が出そろう(第102回日本選手権水泳競技大会 水球競技)
大会HP・リザルト:https://aquatics.or.jp/tournament/58341/

第102回日本選手権水泳競技大会 水球競技の2日目は、8月13日に千葉県を襲った記録的な大雨の影響もあり、試合開始時間を3時間遅らせてのスタート。そのため、一部ルールを制限して行われた。
・7分×4ピリオド
・インターバルは全て2分
・タイムアウトは30秒(2回まで)
・コールドゲームあり(第3ピリオド終了時)
日体クラブが大森のチーム最多5得点などの活躍もあり稲泳会との接戦を制す
女子の第1試合は稲泳会対日体クラブ。先制点は日体クラブの大川ももこ。その後は一進一退の攻防を続け、第1ピリオド終了前に稲泳会の橋本彩星、岩本実姫が連続得点を挙げて1点のリードを奪う。稲泳会リードで迎えた第2ピリオドは、反対に日体クラブの連続得点でスタートし、一気に逆転。大森泉澄の5得点など波に乗った日体クラブが、第2、3、4ピリオドと連続して奪い、点差を少しずつ広げていったところで試合終了。13対16で日体クラブが勝利した。

「周りの状況を見てカットインしたり、シュートできたりしたことが良かったと思います。自分が点を獲らないと、という思いでプレーしていたので、シュートを決められて良かったです」(日体クラブ・大森)
激しい点の奪い合いを演じたがViolet starsが押し切って鴨沂高校に勝利
女子第2試合はViolet stars対京都府立鴨沂高等学校の対戦。技とパワーの社会人チーム、スピードと持久力の高校生チームの戦いは、序盤から有馬優美、ローリー仁愛といった日本代表の面々を中心に攻めるViolet starsが優位に試合を進める。ただ、鴨沂高校もキャプテン・大前実礼や髙木香那にボールを集めて反撃。この試合の最多得点は有馬の7得点だったが、それに迫る6得点を鴨沂高校の大前が獲得。卓越した攻撃センスを見せつけた。結果、第1ピリオドで5点の差を奪ったViolet starsが第3ピリオド終了時点でスコアを19対10として規程によりコールドゲームとなり鴨沂高校を下して準決勝進出を決めた。

「アジアエージ選手権にも出場した選手もいますし、社会人を相手に良く頑張ってくれました。この大会にチャレンジすると決めたのも、選手たちです。僕はそれをサポートする。選手たちにとっては非常に良い経験ができたと思います」(鴨沂高校監督・竹井昂司)
全員水球で猛攻を加える秀明大学水球クラブがコールドで相手を下す
ブルボンウォーターポロクラブ柏崎対秀明大学水球クラブの女子第3試合。海外クラブで活躍する浦映月を中心に攻めるブルボンウォーターポロクラブ柏崎に対し、全員でまさに波のように連続して攻撃を加える秀明大学水球クラブ。第1ピリオドは秀明大学水球クラブが3点のリードを奪うも、第2ピリオドはブルボンウォーターポロクラブ柏崎が4対4のタイに持ち込む意地を見せる。ただ、後半第3ピリオドで再び攻撃のアクセルを踏んだ秀明大学水球クラブが猛攻を加え、リードを7点に広げる。第4ピリオドに入って1分、秀明大学水球クラブの前田梨菜が18点目を奪ったところで8点差となりコールドゲーム。秀明大学水球クラブが勝利を収めた。

「一戦一戦、しっかり戦っていこう、ということは選手たちと話してきました。まずは勝利という結果をひとつ収められたのは良かったと思います。自分たちは常にチャレンジャー。選手たちはその思いで練習から取り組んでくれています。あと2試合、自分たちの水球を出せるように頑張ります」(秀明大学水球クラブ監督・鈴木琴莉)
昨年王者のNSSU Water Polo Clubが実力通りに準決勝進出を決める
女子第4試合は前回大会の覇者、NSSU Water Polo Clubと秀明八千代水球クラブの対戦。序盤から波に乗りたいNSSU Water Polo Clubだったが、先制点は秀明八千代水球クラブの宇津江桜琴が奪いそれをさせない。それでもNSSU Water Polo Clubが優位に試合を進めるが、完全に波に乗る前に、秀明八千代水球クラブがゴールを決めて流れを断ち切る、という展開が続く。なかなか思うように攻撃させてもらえないNSSU Water Polo Clubだったが、第2ピリオドで一気に点差を広げて7点差とした。これ以上離されたくない秀明八千代水球クラブが粘りを見せ、第3ピリオドは共に3得点とタイに持ち込む。だが、最終ピリオド開始30秒で片田咲良が8点差を生むゴールを奪い試合終了。17対9でNSSU Water Polo Clubが準決勝に駒を進めた。

「決められるところはシュートを決められたのですが、ディフェンスの部分で課題が残る試合になりました。明日はしっかり最初から飛ばしていく、という課題を持って試合に臨みたいと思います」(NSSU Water Polo Club・片田)
AIDNEが荒井・伊達を中心に点を重ねて危なげない試合展開で勝利
男子のトーナメント2回戦、第1試合は専修大学対AIDENの試合。先制点は専修大学の野村恵太郎が奪うも、AIDENの主将・荒井陸が連続得点を奪って一気に逆転。これで波に乗ったか、新加入の大川慶悟もゴールを奪い、第1ピリオドを2対5のAIDENリードで終える。第2ピリオドに入ると、攻撃の手をさらに強めたAIDEN。日本代表の伊達清武を中心に猛攻を加えて一気に7得点。ここで点差を大きく8点に広げたAIDNEが、第3ピリオドでもさらに点差を3つ広げ、規程によりコールドゲーム。6対17でAIDNEが勝利し、準決勝に進出した。

「新チームになってはじめての試合。コンビネーションなども見ながらでしたが、勝利できたのは良かったと思います。自分たちがやりたいことを最優先にプレーすることができました。次戦では、まだ見せていない戦術もありますので、それを試しつつ勝ちに行きたいと思います」(AIDEN主将・荒井)
第1ピリオドからスピード感溢れるプレーで日本体育大学が圧勝
男子第2試合は、大学チャンピオンの日本体育大学対99clubの一戦は、スピード感溢れる攻撃で日本体育大学が99clubを圧倒。第1ピリオドから全く攻撃の手を緩めない。ただ、攻撃ばかりではなく、しっかりとディフェンスで相手に点を獲らせない。第1ピリオドでは日本体育大学は6得点を挙げ、反対に99clubには2点しか与えなかった。ディフェンスでボールを奪ったところから、スピードで一気に相手ゴールに襲いかかる。この繰り返しで点を積み重ねていった日本体育大学は、第3ピリオドまでに18点を積み上げ、規程によりコールドゲーム。18対4で日本体育大学が勝利した。

「今大会初戦でしたが、落ち着いて良いプレーができました。決めるところは決めて、守るところは守る。これが徹底できたのが良かったです。明日もやるべきことをやる。点を与えず、シュートを決める。徹底して、絶対に勝ちます」(日本体育大学・森谷雄輝)
爆発的に増加した攻撃力を見せつけるプレーでブルボンウォーターポロクラブ柏崎が圧倒
筑波大学対ブルボンウォーターポロクラブ柏崎の男子第3試合。オーストラリア代表経験のあるブレイク・エドワーズと、イタリア代表として戦ってきたマッテオ・イオッキ・グラッタのふたりが加入し、攻撃力が大幅にアップしたブルボンウォーターポロクラブ柏崎。今までは日本のエースでもある稲場悠介にボールを集めていたが、今回は攻撃パターンが一気に増加。中、外と自由自在に筑波大学に対して攻撃を加え、第1ピリオドは0対6と、まさに圧巻のプレーを見せる。その後も試合を優勢に進め、第3ピリオド終了時点で6対18として規程によりコールドゲームとなり、ブルボンウォーターポロクラブ柏崎が勝利した。

「攻撃力は見ての通り大きく増加しましたが、実はディフェンス力もかなり上がっています。ゴールキーパーとの連携がまだのところはあるのですが、それをこの試合で確認できました。次戦はスピードのあるチームとの対戦です。いかに相手の攻撃の手を止めるかがポイントになると思います」(ブルボンウォーターポロクラブ柏崎監督・舟崎紘史)
王者の風格、IKAI・Kingfisher74が圧倒20得点で勝利
大会2日目の最終戦、男子第4試合は男子チャンピオンのIKAI・Kingfisher74対稲泳会。IKAI・Kingfisher74は、さすが王者の風格、第1ピリオドから全く攻撃の手を緩めることはない。主将の荒木健太がパワープレーで先制点を奪うと、稲泳会・長野冬惺にペナルティシュートを決められるが、第1ピリオドで許した得点はこの1点だけ。ここから鈴木透生、荻原大地、渡邊太陽らが稲泳会ゴールに襲いかかり、大量7得点を挙げる。第2ピリオドに入っても、その勢いは止まらない。IKAI・Kingfisher74が第2ピリオドで6点、第3ピリオドで7点を奪い、結果的には第3ピリオドまでに20得点を奪い、試合終了。20対3でIKAI・Kingfisher74が稲泳会を圧倒して準決勝進出を果たした。

「序盤からしっかり自分たちらしくいこう、という話をして送り出しました。良い形でカウンターも出せていましたが、最後で決めきれない部分もありましたので、もう一度気を引き締め直して次戦に向かいたいと思います」(IKAI・Kingfisher74監督・福島丈貴)
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