水泳競技における熱中症対策ガイドラインを更新
本ガイドラインは、水泳競技に関わる全ての関係者(選手、役員、コーチ、観客等)を熱中症から守り、その健康と安全を守ることを目的としています。
水泳競技における熱中症リスクは、一般的には他の屋外競技と比較して低いとされていますが、近年の地球温
暖化による気温上昇の影響で、水泳中の熱中症による救急搬送事例や一部で死亡例も報告されている状況です。
水中でも、水温が高く運動強度が増すと発汗します。しかし、陸上でのように汗が蒸発して体温を下げる効果(気化熱による冷却)は、水中ではほとんど期待できません。そのため、水中での体温調節は、主に体から周囲の水へ直接熱が移動する現象(熱伝導)によって行われ、水は空気よりも熱を伝えやすいため、水温が体温調節、ひいては熱中症のリスクに非常に大きな影響を与えると考えられます。
本ガイドラインをしっかりお読みいただき、熱中症対策をよろしくお願いいたします。
https://aquatics.or.jp/assets/files/pdf/pages/about/rule/r_heatstroke_20250520.pdf