【#AS】ソロテクニカルは石見が、デュエットは島田・種田がそれぞれ初優勝(第101回日本選手権水泳競技大会 アーティスティックスイミング競技)
・日本水泳連盟HP大会ページ:https://aquatics.or.jp/tournament/50324/
・リザルト:https://swim.seiko.co.jp/artistic/2025/01/jp/index.html
・日本水泳連盟公式YouTube:https://www.youtube.com/@JAQUA1924
「つぎの100年」に向けた新シーズンがスタート。その皮切りとなったのが、第101回日本選手権水泳競技大会 アーティスティックスイミング競技である。初日はソロ、デュエット、チームのテクニカルルーティンが行われた。
ソロは今年大学生になったパリ五輪代表の島田綾乃(みえA.S.C)と、昨年の世界ジュニア選手権代表の石見菊乃(京都踏水会)が中心となってハイレベルな演技を披露。
島田は「Demon」をテーマに勢いのある演技を、石見はテーマに「草原」を据えて大きく壮大な演技を見せる。結果は、アーティスティックインプレッションは島田に軍配が上がったが、エレメント得点では石見が高得点をマーク。結果、石見が226.6650ポイントで日本選手権初制覇を成し遂げた。島田も2位だったが、222.9350をマーク。3位には井村ASCの三橋理沙子が入り、若手の成長が伺えた。

「とても緊張しましたけど、持っている力を全部出し切れたと思います。難易度がすごく高い演技だったのでしっかり練習してきました。優勝できるとは思っていなかったので、自分でもビックリしていますけど、すごくうれしいです」(石見)
男子ソロは出場者が2人だったため公開競技として行われ、ジョイフルアスレティッククラブの佐藤陽太郎がエレメント、アーティスティックインプレッションともに高い得点をマークし、219.4801でトップの得点を獲得した。

デュエットは、ソロで悔しい思いをした島田がリベンジを果たす。種田なつはとペアを組み、サイボーグをテーマにした演目を演じきる。メリハリのある力強い難しい動きを見事に表現し、高いアーティスティックインプレッションを獲得。エレメント得点では2位の小山采花・三橋理沙子(井村ASC)の後塵を拝したが、トータルを259.4524として島田・種田ペアが優勝。みえA.S.Cにとっても日本選手権初優勝となった。

「今日は練習から良いリフト、ハイブリッドができていたので、そのとおりに泳げて良かったです」(島田)
「カチカチとした動きに加え、人間らしさを表現するのが難しかったけど、うまく泳げたと思います」(種田)
チームは、井村ASCが昨年に続いて240.2100を獲得して連覇を達成。約半数のメンバーが日本代表として活躍することになったり引退したりしたことで、大幅なメンバーの入れ替わりがあった今年。リーダーを務めることになった三上こころは「牽引する立場になって不安もあった」と言いながらも、「多くの人たちが支えてくれたおかげで乗り切れました。プレッシャーもすごかったけど、優勝できてうれしかったです」と笑顔を見せた。
