【#AS】男子を入れたメンバー構成でチームフリーに臨んだジョイフルアスレティッククラブが日本選手権を初制覇(第101回日本選手権水泳競技大会 アーティスティックスイミング競技)

・日本水泳連盟HP大会ページ:https://aquatics.or.jp/tournament/50324/
・リザルト:https://swim.seiko.co.jp/artistic/2025/01/jp/index.html
・日本水泳連盟公式YouTube:https://www.youtube.com/@JAQUA1924
東京アクアティクスセンターで開催されている、第101回日本選手権水泳競技大会アーティスティックスイミング競技。初日は若手の初優勝もあり大いに盛り上がった。2日目も初制覇を成し遂げたチームに祝福の拍手が会場から送られた。
そのチームは、ジョイフルアスレティッククラブ。この日最後の種目であった、チームのフリールーティンに出場したジョイフルアスレティッククラブは、チームリーダーに男子の佐藤陽太郎を据えてチームを構成。動作の強みを生かした「海賊」をテーマに、佐藤の力強さをうまく活用した演技構成を披露。エレメントでもベースマークを取られない泳ぎを見せ、エレメンツが113.1063、そしてアーティスティックインプレッションが高く評価され、124.0500を獲得し、トータル237.1563ポイントとして、ジョイフルアスレティッククラブが男子選手を入れたチームとして、はじめて日本選手権を制するという偉業を成し遂げた。

男子選手としてはじめて日本選手権の金メダルを首にかけられた佐藤は「この日本選手権での金メダルは、世界水泳選手権の金メダルとは、また違った意味があると思います。優勝ができて本当にうれしいです」と笑顔を見せた。
2位には0.1274ポイント差という僅差でアクラブ調布が入った。演技順が1番目という不利な状況ながら、落ち着いた演技を見せてくれた。

女子のソロフリールーティンは、初日のテクニカルルーティンを制した石見菊乃(京都踏水会)が、このフリールーティンのエレメントでも高い完遂度を見せる。ただひとりエレメント得点が100ポイントを超える108.8588を獲得し、アーティスティックインプレッションは88.6000。「苦手でもあり課題でもある」と石見自身も話す通り、アーティスティックインプレッションだけを見れば全体の8番目の得点だ。しかし、高い技術力でそれを補い、トータル197.4588ポイントを獲得してソロ2冠を達成した。

「難易度が高い演技をノーベースマークで泳ぎ切れたことが大きいと思います。2冠できたことは自信になると思いますが、表現することが得意ではないので、今後は表現力もしっかりと磨いて、さらに上を目指したいと思います」(石見)
この日は公開競技として行われたのは、ミックスデュエットと男子ソロのフリールーティン。2組が出場したミックスデュエットは、YTアーティスティックスイミングクラブの藤原凱成・西垣友里加のペアが161.1442ポイントを獲得。ザ、クラブピア・88の安藤聖華・古内廉万が141.5499であった。


また、男子ソロフリールーティンでは、横山正(YTアーティスティックスイミングクラブ)が127.4626という結果だった。