【#水球】前半の勢いを維持できずセルビアとの対戦に敗れた男子は9-12位決定戦へ(世界水泳選手権2025/シンガポール)
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初のベスト8進出を果たした女子に続きたい男子は、五輪3連覇中のセルビアとの対戦。
第1ピリオド、先制点はセルビア。センターから理想的な形でシュートを決める。日本は退水からの素早いリスタートで鈴木透生が同点ゴールを決める。素早い展開に持ち込みたいところだが、カウンターチャンスがいくつかつぶされることで、セルビアのゆったりとしたペースに引きずり込まれてしまう。佐々野廉がナイスセーブを連発し、チャンスを作ることで粘りを見せるが、5対2の3点のリードを奪われて第2ピリオドへ。
開始早々高田充が鋭いミドルシュートを決めて2点差に詰めるも、セルビアも退水からの得意なゾーンで日本を突き放す。だが、伊達清武のアシストで鈴木が2得点目を挙げると、コーナーから一瞬の隙をついて稲場悠介が1点差となるゴールを叩き込む。追い上げムードだったが、そこは王者セルビア、しっかりと流れを断ち切るゴールを決めて再び2点差に。長いラリーの末、伊達がペナルティをもらうがそれをセルビアがブロック。返す刀でセルビアに9点目を奪われてしまい、9対5で後半へ。
ターニングポイントは第3ピリオドだった。前半、高さとプレッシャーからパスミスが出ていた日本は攻撃のスピード感に衰えが見える。その好機を見逃すセルビアではなかった。セルビアが2連続ゴールを奪い、鈴木が1点を返すも、このあと5連続得点を含むピリオド内で9点を挙げたセルビア。そのリードを最後まで守り切り、21対14でセルビアが勝利。日本は終盤、らしさを取り戻すクイックな攻撃が見られたが、第3ピリオドで奪われたリードを縮めることができなかった。
「パリ五輪の反省点からディフェンスを重視した結果、オフェンスの流れが悪くなってしまったと感じています。残り2試合、ブラジルにしっかり勝って、ルーマニアも強豪国のひとつですが、日本らしいオフェンスを見せていきたい」(塩田義法監督)
男子は9〜12位決定戦に回り、次戦はブラジルとの対戦を迎える。