【#水球】女子水球は王者アメリカに敗れてベスト4進出ならず(世界水泳選手権2025/シンガポール)
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初出場となる決勝トーナメント1戦目は、いきなり強敵から。前回の世界水泳選手権王者のアメリカとの対戦を迎える。
第1ピリオド、アメリカが早速退水からのパワープレーを仕掛けてくるも、そこは落ち着いて野田茉波がセーブ。反対に日本も稲場朱里がセンターから狙うも潰され、反対にアメリカがチャンスを獲得。それを野田がしっかりセーブしたがルーズボールをさばかれて先制点を許す。
続いて浦映月がミドルシュートを放つも届かず。カウンターをしかけるもパスミスもあってアメリカが連続得点。ここからアメリカが一気に6連続得点を挙げる。日本は開始から5分もゴールを奪えなかったが、浦がセンターから持ち前のキープ力を発揮してセンターからシュートを放ち1点目を獲得した。だが、アメリカの攻撃は止まず、結局このピリオドで11得点を奪われてしまう。
流れを変えたい第2ピリオドだったが、スプリントを奪われてそのまま12点目を挙げられてしまう。第1ピリオドよりはシュートの本数が増えたものの、主将の稲場が試合後に「ボールが手前のハンズアップで止められてしまった」と話していた通り、ことごとく日本のシュートがブロックされてしまう。
その後3度のリバウンドの末、井上萌々が貴重な3点目を奪うが、このピリオドはこの1点のみ。
16対3で迎えた後半第3ピリオド。ようやく日本らしい速攻からのゴールが生まれ始める。アメリカには連続得点を奪われつつも、日本らしい攻撃力が少しずつ芽を出し始め、プレー自体もシュートまでいかなかったことが多かった前半に比べて、しっかりとシュートを打つところまで持っていくことができるようになる。
しかし、そこは王者アメリカ。泳力、スピード、そして体力。どれも日本を上回る力で最後まで圧倒し、最終的なスコアが26対8。アメリカに日本は完敗し、初めての決勝トーナメント第1戦を終えた。
「力が違う事は分かっていますので、最初から積極的に前に出ていこう、という姿勢で臨みましたが、思うような日本らしい水球ができませんでした。特に第1ピリオドで連続得点を奪われた時に、流れを変えられるだけの戦略の幅がなかったのは大きな反省点です。ですが、このチームも始まったばかりでまだまだこれから。残りの試合ではもっと日本らしい攻撃的なプレーで、最後まで戦っていきたいと思います」(筈井翔太監督)
「ハンガリーやギリシャも強かったですが、アメリカのプレスはそれ以上。自分たちのやりたいことが全然できませんでした。残り2試合、自分たちのやるべきこと、パスラインディフェンスからのカウンターをしっかりとやっていきたい」(主将・稲場)