【#水球】最終ピリオドで4点差をひっくり返す大逆転劇でハンガリーに勝利(FISU ワールドユニバーシティゲームズ/ドイツ・ラインルール)
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5〜8位決定戦の最初は、ハンガリーとの対戦を迎える。
第1ピリオドは北村江梨の先制点からゲームがスタート。序盤は点を獲って獲られてのシーソーゲーム。ただ、試合を優位に進めた日本が4対3の1点リードで第2ピリオドに。
それぞれ1点ずつ加えた後、4分以上の長く、苦しいラリーが続く。消耗戦で両者耐え抜いた末、先に得点を奪ったのは日本。三田夢佳が貴重な6点目を挙げる。ハンガリーはそのすぐ後にペナルティシュートのチャンスをしっかり決めて1点差をキープする。
後半、ハンガリーが反撃に出る。第3ピリオド開始2分で同点にすると、そのまま一気に連続得点で勝ち越しに成功。日本も負けじと2連続得点で逆転するも、このピリオドの主導権はハンガリーだった。10対11と反対に1点のリードをハンガリーに許した状態で最終ピリオドを迎える。
ハンガリーは値千金の12点目を奪うと、さらに13点目も連続で追加してこれで3点差。第2ピリオドを彷彿とさせるような約3分間の長いラリーが続いたあと、ハンガリーがさらに点を加えて14点。残り4分で4点のリードを奪われてしまった。
だが、日本は諦めていなかった。後藤清花がペナルティシュートのチャンスに11点目を奪い、これが反撃の狼煙となった。その30秒後には岡田日和がゴール、さらに残り2分でペナルティファウルをもらい、それを三田がきっちり決めて13点として1点差に。続くハンガリーの攻撃はブロックすると、反対にパワープレーで板東璃子がシュートを決めて残り1分30秒で同点に。日本の勢いは止まらず、山本はるのスティールから速攻で仕掛けた日本が、西山百花が、とうとう15点目を奪い逆転に成功する。なんと3分で一気に4連続得点を挙げた日本が大逆転を果たす。
しかし残り1分。ハンガリーも最後の気力を振り絞って攻めてくる。ハンガリーがシュートを打つ。日本がブロック。残り16秒でハンガリーがタイムアウトを取り、最後の攻撃にかける。残りまさに0秒、ブザーと共にハンガリーが放ったシュートは日本がブロック。
日本が15対14で、ハンガリーに対してまさに劇的な大逆転勝利を収めた。
日本の最終戦、5、6位決定戦はオーストラリアとの対戦が決まった。