2025.07.25 水球

【#水球 女子】試合の主導権を握りオーストラリアに1点差ゲームで勝利し5位に(FISU ワールドユニバーシティゲームズ/ドイツ・ラインルール)

©PHOTO KISHIMOTO

FISU World University Games Summer HP:https://rhineruhr2025.com/en
FISU TV:https://www.fisu.tv/rhine-ruhr-2025-fisu-games-summer-replays

FISUワールドユニバーシティゲームズに出場していた女子水球日本代表。劇的な勝利もあり決勝トーナメントに進出。この日迎えた最終戦は5、6位決定戦。オーストラリアとの対戦となった。

先制点は北村江梨。オーストラリアはペナルティシュートで1点を返されてからが日本の見せ場。西山百花のブロックから片田咲良がシュートを決めると、パワープレーで再度片田、三田夢佳、板東璃子がそれに続いて4連続得点を挙げる。オーストラリアも反撃するが、城之下佳歩の好アシストから三田が自身2つ目のゴールを奪い、第1ピリオドを4対6の良い形で終える。

第2ピリオドは約4分のラリーからスタート。苦しい展開を耐えきった日本が、オーストラリアのシュートのブロックからカウンターアタックで山本はるが7点目を奪う。その後両者点を取り合い、残り30秒でオーストラリアに1点差にまで詰め寄られるが、残り3秒で三田がファウルからのダイレクトシュートを決めて再び2点差にして前半を終了する。

後半、追いつきたいオーストラリアはなかなか思うようなプレーができないいらだちがありながらも、第3ピリオド終盤でたった1分の間に3連続得点を挙げて一気に盛り上げる。さらに日本のペナルティファウルからのペナルティシュートをしっかり決めて、とうとう11対11の同点に持ち込んだ。

だが、日本は強い。残り1分を切ったところで得たパワープレーのチャンス。板東のシュートはブロックされたが、リバウンドを取ってすぐさま山本がシュート。これが決まって、点差は詰められたものの、11対12のリードのまま最終ピリオドを迎えた。

第2ピリオド同様、両者一歩も譲らない展開で3分30秒という長いラリーが続く。そして、また第2ピリオドと同じように、その静寂を打ち破ったのは日本だった。ペナルティシュートのチャンスをポストに阻まれ外れてしまうがすぐさまリカバリーして、山本が13点目のシュートを放つ。さらに岡田日和が値千金の連続ゴールで14点目。残り3分で3点差。最後まで気を抜かず、ディフェンスに集中する日本は、オーストラリアの最後の猛攻を2点で食い止めて試合終了。

13対14の1点差でオーストラリアに対して勝利を収め、今大会を5位で終えた。