【#競泳】平井が100mバタフライで、成田が200m個人メドレーでそれぞれ決勝に進出(世界水泳選手権2025/シンガポール)

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世界水泳選手権2025/シンガポールの後半戦がいよいよスタートし、競泳競技が開幕を迎えた。初日の決勝進出種目はなし。2日目の決勝進出を懸けた準決勝レースに、5人の選手が挑んだ。
まずは女子100mバタフライ。予選を4位で通過していた平井瑞希は、前半を予選よりもかなり挙げて26秒15でターン。後半、75mではトップを上位を伺える位置にいたものの、ラストに前半攻めた分の疲れが出たか失速。それでも粘りの泳ぎで56秒86の7位で決勝進出を決める。
チームの主将を務める池江璃花子は、予選後に話していた通り前半を少し抑え気味に入り、後半勝負。記録は57秒89の14位となり準決勝敗退となった。

「前半はすごく良い感じでしたが、ラスト15mで全く身体が動かなくなってしまいました。決勝ではベストを出せるようにしっかり準備して臨みたいと思います」(平井)

「決勝に進めばもっと50mのレースに向けたイメージができると思っていました。きっと身体にダメージが出ると思いますが、しっかりと調整していきたいと思います。50mの練習はしっかり取り組んできたので、自信を持って臨みたい」(池江)
続く準決勝種目は、男子100m平泳ぎ。谷口卓が準決勝1組目に登場。前半は抑え気味で28秒70で回り8番手。後半に入って一気にテンポを上げて追い上げていく。ラスト15mでまさに8人がほぼ横一線で並んだなか、タッチ差で組7位となる59秒59でフィニッシュ。全体の13位という結果となった。

「後半、全員を抜くつもりで泳ぎました。ですが、以前からの課題でもありましたが前半が遅すぎました。世界の舞台で戦うために、日本でももっと記録を上げていかないといけないと感じています」(谷口)
そして女子200m個人メドレー準決勝には成田実生と松本信歩が出場。成田は前半を予選とほぼ同じペースで入ると「後半から上げていくレースがうまくいった」という言葉通り、平泳ぎからペースアップ。最後の自由形でも失速することなく最後までペースを守り切り、2分09秒16の自己ベストを更新する泳ぎで3位で決勝進出を決めた。

松本は「前半から攻めたい」と、予選よりも速い前半の入りを見せるが、力んでしまったか後半が思うように伸びず。2分11秒69の14位という結果で準決勝敗退となった。

「自分が得意とするレースプランで泳げました。スタート前は緊張しましたけど、あれだけ練習してきたんだから、と最後は自信を持ってスタート台に経つことができました。決勝はチャレンジャーとして、世界のトップに食らいつけるようなレースをしたいと思います」(成田)
「自己ベスト、決勝進出を目標にしてきましたが、全然ダメという思いが強いです。泳ぎよりは気持ちで泳いだ方が良いタイプですが、今回は気持ちを乗せきれなかったところが反省点です」(松本)
そのほかの決勝種目では、最後まで大接戦となった男子400m自由形決勝は、ドイツのルーカス・マルテンスが3分42秒35で優勝。2位のサミュエル・ショート(オーストラリア)とは100分の2秒差であった。
女子400m自由形決勝は、スタートからサマー・マッキントッシュ(カナダ)が先行。200mの時点で2位以下に2秒近くの差をつけて独泳状態に。そのまま全く危なげないレース運びで3分56秒26の優勝を飾った。
男女の4×100mフリーリレー決勝は、どちらもアンカー勝負の見応え十分なレースに。女子は最後はオーストラリアがアメリカをかわして3分30秒60で優勝を飾る。
男子はアメリカが先行。追いかけるイタリアとオーストラリアがアンカーで並び、最後はカイル・チャルマースがアメリカを引き離してフィニッシュ。3分08秒97のオセアニア大陸レコード、大会新記録で優勝した。
