【#競泳】村佐が男子200m自由形で日本新記録を樹立して銅メダルを獲得(世界水泳選手権2025/シンガポール)
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3日目を迎えた世界水泳選手権2025/シンガポールで、とうとう競泳にもメダルが誕生した。
男子200m自由形決勝。名前がコールされると弾むようにして入場してきた村佐達也。初出場とは思えないほど、決勝の舞台に馴染んでいた。
「最初の50mは軽く行って、50mから100mを上げていく」プランで、最初の50mは8位ターン。100mでは狙い通りの51秒07の6番手で折り返す。1分17秒88でターンした150mではさらにひとつ順位を上げて5位。ラスト50mは「最後もしっかり上げられた」と、2人を抜き去る。後ろから迫る韓国のHWANG Sunwooを振り切り、1分44秒54の日本新記録で3位銅メダルを勝ち取った。この種目では2019年の世界水泳選手権以来となるメダル獲得となった。

「もう、最高です。狙ってはいたものの、まさか本当に獲れるとは思っていませんでした。最後は本当にきつかったですが、根性で獲れたメダルだと思います。憧れていた世界とやっと肩を並べることができました。本当に幸せですね」(村佐)
男子200m自由形の優勝はPOPOVICI David(ルーマニア)で1分43秒53。1分43秒84の2位に入ったのはアメリカのHOBSON Lukeだった。
若手の活躍に後押しされて、ベテランの鈴木聡美も決勝レースで自分の力を出し切るレースを見せてくれた。スタートから落ち着いて、自分のペースを刻む鈴木は30秒87の5番手で折り返す。後半も前半とテンポも変わらず、力強いキックで進んで行く。一人抜き、横並びになった3位争いに加わった鈴木。タッチ勝負で惜しくも敗れてメダルには手が届かなかったものの、1分05秒78の自己ベストを更新して4位に入った。

「レース前は周囲の期待もそうですが、自分自身の記録更新への期待も高まっていました。いざ始まってみると本当イン楽しい決勝レースだったと思います。メダルまであと少しだったという悔しさはありますが、自己ベスト更新という目標を達成できたことが何よりも喜ばしい気持ちです」(鈴木)
この種目の優勝はELENDT Anna(ドイツ)。アメリカのDOUGLASS Kateを抑え、1分05秒19で優勝。DOUGLASSは1分05秒27の100分の8秒差の2位、3位には中国のTANG Qiantingが1分05秒64で入った。4位の鈴木とは0秒14差であった。
ほか、男子50m平泳ぎでは予選で谷口卓が26秒65の自身の日本記録を更新して準決勝進出を果たす。さらに記録を上げていきたい準決勝だったがスタートの遅れを取り戻せず27秒07の16位となった。

男子200mバタフライの準決勝レースには寺門弦輝、小方颯のふたりが出場。寺門は後半思うような伸びを出せず1分55秒30の11位、小方は1分55秒42の13位で準決勝敗退となった。
ほか、女子1500m自由形決勝で優勝したのは、女王LEDECKY Katie(アメリカ)。序盤から全く他を寄せつけることなく、最後まで一人旅。15分26秒44で優勝を果たし、この種目2大会ぶり6回目の王座に輝いた。

女子100m背泳ぎの優勝はMcKEOWN Kaylee(オーストラリア)。57秒16で、SMITH Regan(アメリカ)が持つ57秒13にあと100分の3秒にまで迫る大会記録、オセアニアレコードであった。SMITHは57秒35の2位、3位はBARKOFF Katharine(アメリカ)で58秒15という記録だった。

男子100m背泳ぎ決勝のレースでは、最後まで大接戦を演じる。タッチ差の激戦を制したのは南アフリカのCOETZE Pieterで、51秒85のアフリカンレコードで優勝。CECCON Thomas(イタリア)は51秒90の2位で、そのさは100分の5秒。さらに100分の2秒差の3位にNDOYE-BROUARD Yohann(フランス)が51秒92で入った。
