2025.08.02 飛込

【#飛込】三上が3m飛板飛込でメダルも伺える試合運びを見せて復活の5位入賞(世界水泳選手権2025/シンガポール)

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©PHOTO KISHIMOTO / TAKAO FUJITA

女子3m飛板飛込の準決勝と決勝、そして午前中に男子高飛込の予選が行われた世界水泳選手権2025/シンガポールの飛込競技の8日目。

三上紗也可が出場した女子3m飛板飛込の準決勝。予選では所どころ不安定な演技があったものの、今回は1Round目の405Bこそ50ポイント台だったが、107B、305B、そして205Bまでは60ポイント台をマーク。予選ではミスのあった5152Bもそつなく決めて、57.00ポイントを獲得。合計300.45ポイントの7位で決勝へ。

その決勝。師事する安田千万樹コーチからは「大人の試合をしよう」と送り出された。落ち着いて、自分のすべきことに集中する。

1Round目、405Bは難なく決めて64.50の6位スタート。2Round目の107Bも安定したハードルから高く飛び上がり66.65を獲得して順位を3つ押し上げる。3Roundと4Roundに後ろ入水種目が続く。3Round目の305Bはジャッジから8ポイントをもらう見事なダイブで72.00ポイントを叩き出し、4位のイタリア・PELLACANI Chiaraに4.45の差をつけて3位をキープ。

プレッシャーも高まる4Round。205Bで少しオーバーでしぶきが上がり54.00ポイントと得点を伸ばせず、トータルを257.15として順位は3つ後退。最後の5152B。落ち着いた様子でハードルから飛び出し、回転する。入水が少し乱れるも、高さのある演技で63.00をマークして試合を終えた。結果、320.15の5位入賞を果たした。

入水のミスで得点が伸びない場面もあったが、すべての種目でミスなく自分の演技ができればメダルも十分に狙えるほど、三上の演技は高い評価を受けていたことは十分に分かる試合であった。

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「この世界水泳選手権に出るか出ないか、というところから始まって、ここまでやってこられた。自分のなかではあと少しだったという思いもありますが、最低限の入賞も果たせましたし今回は全体で9割ほど、満足できる試合内容でした」(三上)

予選が行われた男子高飛込は、玉井陸斗と西田玲雄が登場。1Round目から安定感のある演技を見せる。2Round目、不得意な後ろ向きの入水種目である207Bで59.40となってしまうが、そのあとはしっかりと修正。もうひとつの後ろ入水種目の307Cでは84.60と高得点をマークし、危なげない演技で6Roundを飛び終えた玉井。合計466.60ポイントの3位で最終日の準決勝へと駒を進めた。

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西田は1Round目の307Cで34.00ポイントとなる大きなミス。後半につれて調子を取り戻して良い演技を見せ、最後の得意の6245Dでは70.20ポイントを獲得。だがトータルは335.10ポイントとなり、総合34位という結果となった。

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