2025.08.03 飛込

【#飛込】玉井は男子高飛込でミスもあったが光る演技も見せて6位入賞(世界水泳選手権2025/シンガポール)

World Aquatics HP:https://www.worldaquatics.com/competitions/4725/world-aquatics-championships-singapore-2025/results?disciplines=
OMEGA リザルトページ:https://www.omegatiming.com/sports-timing-live-results
Tsubasa Japan Instagram:https://www.instagram.com/japan_diving
World Aquatics Official Photo:https://www.worldaquatics.com/photos

©PHOTO KISHIMOTO / TAKAO FUJITA

9日間にも及ぶ戦いとなった飛込競技も最終日には、男子の高飛込の準決勝と決勝が行われた。

予選を466.60ポイントの3番手で突破した玉井陸斗は、準決勝でも安定した演技を見せる。

407Cは81.60で好スタートを切ると、予選でミスのあった2Round目の207Bも入水まで決めて81.00ポイントを獲得。続く109Cでは66.60と伸びず。ただ、その後の3Roundは高得点でまとめて合計480.20ポイントと、予選からしっかりと得点を上げて3位で決勝進出を決めた。

その決勝。1Round目の407Cでは86.40をマークして3位と上々の滑り出し。鬼門は2Round目の207Bと5Round目の307C。その207B。大きくひと息ついてから飛び出すも、入水がオーバーで渋きを上げてしまった。54.00となり、ここで順位を9位にまで下げることになった。

だが、ここから一つひとつ階段を上るようにして、玉井は演技を研ぎ澄ませていく。109Cは83.25、6245Dは91.80と、決勝で初めて90ポイント台に得点を乗せた。

©PHOTO KISHIMOTO / TAKAO FUJITA

307C。少ししぶきが上がるも空中での演技の美しさが認められて79.90に抑える。そして最終ラウンドの5255Bは、何の問題もなく入水までキレイに決めてジャッジから9点の判定をもらい97.20ポイントを獲得。合計492.55として、最終結果は6位入賞という結果となった。

「自分としてはメダルを目指していましたが、たとえ2Round目の207Bが成功していたとしても、厳しい戦いだったと思います。やはり悔しさが大きいです。自分に足りないのは安定感だと痛感しています。こ特別なことをするのではなく、地道に積み重ねを続けることで自信をつけていくことが大切だと思います」(玉井)

©PHOTO KISHIMOTO / TAKAO FUJITA

今大会、優勝したのはオーストラリアのCassiel ROUSSEAU。1Round目からほぼパーフェクトな演技を続け、534.80で優勝を果たす。2位にはウクライナのOleksii SEREDAで515.20。3位にはメキシコのRandal WILLARS VALDEZが511.95で入り、中国が表彰台に上がれなかったのは、1982年エクアドル・グアヤキル大会以来の出来事であった。