【#飛込】井上が3年連続2冠を達成(第65回全国中学校水泳競技大会)
大会公式HP:https://zenchuu.jp
水泳連盟HP(飛込):https://aquatics.or.jp/tournament/51384/
SEIKOリザルト:https://swim.seiko.co.jp/diving/2025/04/jp/index.html
鹿児島県・鴨池公園水泳プールでの第65回全国中学校水泳競技大会の飛込競技は最終日。男子3m飛板飛込の予選と決勝、そして前日に予選が行われていた女子3m飛板飛込の決勝が行われた。
男子3m飛板飛込は、高飛込を制した北村応吏(佐賀県立致遠館)が、この種目でも予選トップ。制限選択飛5ラウンドを終えた時点では、茶木琉聖(別府市立青山)がトップの206.55ポイントをマーク。茶木はさらに自由選択飛最終ラウンド前まではトップだったが、最後の5152Bで大きなミスで得点を下げての2番手スタート。
決勝はこのふたりの戦いになるかと思われたが、予選3位だった古戎徠人(盈進)が最高の演技を披露。決勝1ラウンド目の5152Bで57.00ポイントを獲得してトップに×と、2ラウンド目に北村、茶木がミスで得点を伸ばせない間に、405Bで45.00を獲得して2番手の北村に11ポイントの差を付けた。3ラウンド目の205Bで63.00を獲得した古戎は、最後の107Bでも55.80をマーク。最終的に220.80を獲得。予選の制限選択飛5ラウンドの得点との合計を413.35として逆転での優勝を果たした。

北村は2ラウンド目のミスが響き、401.55の2位。茶木は1、2ラウンドと2つのラウンドでのミスもあり346.15の3位となった。
高飛込に続いて女子3m飛板飛込でも優勝を狙う井上優奈(土佐女子)は、予選は制限選択飛で得点を伸ばせず2位スタート。変わって制限選択飛でトップだったのは山田比歩未(光英VERITAS)。山田は最終ラウンドで井上がミスをしたこともあって299.70のトップで決勝へ。
決勝は自由選択飛のたった3ラウンドでの争い。集中力が試されるこの試合で、井上が見事な演技を見せる。205Cで53.20でトップに立つと、305C、405Cでもしっかりと50ポイント超えの演技を見せ、決勝で156.25ポイントを獲得。前日の予選の制限選択飛の得点との合計を336.50として優勝。井上は高飛込、3m飛板飛込の2種目で3連覇という偉業を成し遂げた。

今大会の最優秀選手には、男子が北村、女子は井上が選ばれた。
