その他報告
ニップン主催「食と水泳教室」レポート
執筆者:生涯スポーツ環境委員 長濱瑠花
開催データ
【期日】令和8年3月1日(日)
【場所】群馬県みどり市笠懸町阿左美1140-1
スウィンあざみスイミングスクール
【ゲスト】
藤森太将さん:2016年リオデジャネ五輪200m個人メドレー出場
青木玲緒樹さん:2021年東京五輪、2024年パリ五輪100m平泳ぎ出場
【派遣委員】渡辺委員、石塚委員、長濱委員
群馬県みどり市にあるスウィンあざみスイミングスクールにて、公益財団法人日本水泳連盟と株式会社ニップンが共催する「第8回 ニップン 食と水泳教室」が開催された。年長から高校生まで49人の子どもたちが参加し、2人のオリンピアンを迎えた充実のイベントとなった。
ゲストは、リオデジャネイロ五輪200m個人メドレー4位入賞の藤森太将さんと、100m平泳ぎの日本記録者であり、東京・パリの五輪2大会に出場した青木玲緒樹さんにお越しいただき、食育教室(45分)と水泳教室(60分)の二部構成で行った。

食育教室では、子どもたちが司会者を通じてふたりにインタビュー。「小学生のころの食生活は?」という問いに、青木さんは「好き嫌いが多かっただけに、お菓子もたくさん食べていました。でも海外遠征で食べられるものが限られる経験をして、なんでも食べなければ戦えないと気づくことができました」と打ち明けた。藤森さんも「量を食べられず、食べ終わるまで怒られていました。大学生になって、食べないと練習が頑張れないと実感してから意識が変わり、身体も大きくなっていきました」と振り返る。
海外選手との食事の違いでは、「ケイティ・レデッキー選手がすごい量のパスタを食べていた」(青木さん)、「マイケル・フェルプスさんはレース直後に山盛りのパスタを食べていた。泳いだ後に食べられるのは本当にすごい」(藤森さん)と、世界トップ選手のエネルギー補給の凄さに会場が沸いた。
練習前後の補食や試合時の緊張との向き合い方など、リアルなアスリートの食事事情に子どもたちは熱心に耳を傾けた。「食べるもので身体はできる。旬のものには栄養素が豊富に含まれている」という藤森さんの言葉は、食育の本質を突くメッセージとして胸に響いた。
水泳教室では、子どもたちと一緒に準備体操とウォーミングアップを行い、まずおふたりによる模範泳法を披露。藤森さんには100m個人メドレーを、青木さんには平泳ぎで丁寧な泳ぎとスピードを上げた泳ぎを2回、それぞれ50mずつ披露していただいた。水中から覗き込んで見たゲストの泳ぎに、子どもたちは、「ひとかきであんなに進むの?」と驚きを隠せない様子だった。
その後はレーンを分け、約20分ずつのレッスンへ。藤森さんは4泳法すべてに通じるスタートとターンの基礎を丁寧に、青木さんは平泳ぎにおける姿勢の維持と手のかき方を一人ひとりに声をかけながら指導した。教室の最後には参加者からおふたりに花束が贈られ、温かな拍手に包まれて幕を閉じた。
食べること、動くこと──。その両輪がアスリートを育てるという確かなメッセージを子どもたちはしっかりと受け取ったはずだ。最後に、当イベントの開催に多大な尽力をいただいたスウィンあざみスイミングスクールのスタッフの皆さまに深く感謝申し上げる。

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