2026.05.22

REPORT

【AS】日本代表の比嘉が初日に3冠 第102回日本選手権水泳競技大会 AS競技 1日目

比嘉もえ(JAPAN) ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI

比嘉もえ・佐藤友花(JAPAN) ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI

JAPAN ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI

古谷彩夏(ミキハウス東京ASC) ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI

百々愛菜実(国士舘ASクラブ) ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI

相高平蔵(ミキハウス東京ASC) ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI

古内廉万(ザ、クラブ ピア88) ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI

横山正(YT ASC) ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI

額田妙子・田所新菜(井村ASC) ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI

竹岡小夏・小埜心咲(AS広島) ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI

井村ASC A ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI

京都踏水会水泳学園 ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI

女子ソロテクニカルルーティン表彰式 ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI

男子ソロテクニカルルーティン表彰式 ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI

デュエットテクニカルルーティン表彰式 ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI

アクロバティックルーティン表彰式 ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI

大会HP:https://aquatics.or.jp/tournament/57634/
リザルト:https://swim.seiko.co.jp/artistic/
LIVE:https://www.youtube.com/@JAQUA1924

5月22日から3日間、東京アクアティクスセンターで第102回日本選手権水泳競技大会 アーティスティックスイミング競技が行われる。今回、2015年以来となる日本代表チームが『JAPAN』として日本選手権に出場。今までもオープン参加やエキシビションでの参加はあったが、ランキング対象となるのは実に11年ぶりとなった。

初日は男女のソロテクニカルルーティンからスタートし、デュエットテクニカルルーティン、そして見どころが満載のアクロバティックの4種目が行われた。そのなかで、女子のソロ、デュエット、アクロバティックの3種目では代表選手が実力を十分に発揮し、世界レベルの演技を披露した。

女子ソロテクニカルルーティンを制したのは、比嘉もえ。5月上旬に行われたWorld Aquatics AS World Cup(中国・西安)では認められず0点となってしまったリクワイアドエレメント(規定要素)もあったが、今大会ではしっかり修正。同じ『極楽鳥花』をテーマに、どこか神秘的で、華やか、幻想的な雰囲気を全身で表現する比嘉。極楽鳥花(ストレリチア)の花言葉は「輝かしい未来」や「すべてを手に入れる、万能」、そして「女王の輝き」。女王にふさわしい演技でエレメントは154.2417、アーティスティックインプレッションでは107.2500を獲得。261.4917で、日本選手権初優勝を飾った。

比嘉もえ(JAPAN) ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI

「宮川先生から『最後はバテても良いから攻めた泳ぎをしなさい』と言われて送り出されました。その言葉通りに、最初から攻めることができましたし、そのおかげで課題も見えました。次の大会(World Cup SuperFinal)では反省点を生かして泳ぎたい」(比嘉)

2位には『Profane Resurrection』という死者の復活という禁断の行為をテーマに、狂気とそこに潜む美しさを表現した古谷彩夏(ミキハウス東京ASC)が230.1925で入った。3位は優雅さと芯のある強さを『ヴィーナス』というテーマに乗せた百々愛菜実(国士舘ASC)が224.0808で勝ち取った。

女子ソロテクニカルルーティン表彰式 ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI

男子のソロは高い難易度の技で演技を構成した古内廉万(ザ、クラブ ピア・88)と、新しいルーティンにチャレンジした相高平蔵(ミキハウス東京ASC)の同級生対決に。先の演技順だったのが、古内。陸上動作から力強さが伝わるルーティンを披露。最初に持ってきた高難易度のハイブリッド種目を見事に成功させ、そのまま最後まで勢いに乗ってノーベースマークで『Fire』を泳ぎ切り213.1524を獲得して、相高にプレッシャーを与える。
対する相高は「ノーベースマークが目標」と、堅実な演技を披露。長い手足を生かした高さのある技を次々と決めていき、強く、迫力のある『サバイバー』を演じきった。結果は214.4984。わずか1.3460ポイント差で相高が優勝を勝ち取った。エレメント得点では高難易度の技を組み込んだ古内が相高を上回ったが、反対にアーティスティックインプレッションで高得点をマークしたのが相高で、それぞれの持ち味を発揮した対決であった。

相高平蔵(ミキハウス東京ASC) ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI
古内廉万(ザ、クラブ ピア88) ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI

横山正(YT ASC)が難易度の高い技を組み込み、新境地にチャレンジした『スワン』で187.4300を獲得して3位に入った。

横山正(YT ASC) ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI

デュエットのテクニカルルーティンも、比嘉と佐藤友花のJAPANがエレメント、アーティスティックインプレッションのどちらも他ペアに大きな差を付けて301.1324の高得点を獲得して優勝を果たす。このデュエットのテーマは『Android』。アンドロイドのメリハリのある動きのなかに、まるで息づかいが聞こえてくるような表現と世界観を演じ切った。

比嘉もえ・佐藤友花(JAPAN) ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI

リズミカルで弾むようなダイナミックさを盛り込んだルーティンで『ウエスタンガール』を演じた井村ASCの額田妙子と田所新菜のペアが265.1208を獲得して2位に。3位にはAS広島の竹岡小夏と小埜心咲ペアがテーマの『ウロボロス』を表現し切り、257.5726ポイントで入った。

デュエットテクニカルルーティン表彰式 ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI

日本の弱点、とも言われているアクロバティックルーティン。今大会は16チームが参加し、どのチームも高いリフトにジャンプなど、見応え満載のアクロバティックを披露。それぞれがしっかりと練習を積み重ね、観客をワクワクさせるような演技を見せてくれた。
そのなかで、唯一の200ポイントを超える得点を獲得して優勝したのがJAPAN。『ハンター』をテーマに、新たなパワーと勢いで世界に向かう日本を表現。衣装も華やかさを増し、野性味溢れるルーティンを作り上げたことで合計得点は229.2262を獲得した。

JAPAN ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI

2位には『Dance of the Villains』をテーマに個性豊かなVillains(悪役)を演じた井村ASC Aが183.8629で入り、壮大な世界観を盛り込んだ『海を越えて』をテーマにした京都踏水会が、井村ASC Aと接戦の末、たった0.0617ポイント差の183.8012で3位となった。

井村ASC A ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI
京都踏水会水泳学園 ©PHOTO KISHIMOTO / Soma SUZUKI

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