2026.08.15

REPORT

【競泳】逆転劇が繰り広げられたリレーは、女子が日大藤沢、男子は豊川が制する(第92回日本高等学校選手権水泳競技大会)

大会HP:https://aquatics.or.jp/tournament/57935/
令和8年度全国高等学校総合体育大会水泳競技大会:https://www.koukousoutai.com/2026soutai/
リザルト:https://swim.seiko.co.jp/2026/S70301/index.htm

新入生たちが好記録を連発している今大会。『夢へ躍進 青春の夏 近畿総体2026』水泳(競泳)の3日目は、反対に上級生たちが奮起する。

女子800m自由形の決勝では、前半から本山愛海(関大北陽)がレースを牽引。そのまま逃げ切りたかったが、その本山にぴたりと食らいついていた菅七海(武南)が、700mで逆転。最後の100mのスパートで本山を引き離し、8分44秒80でフィニッシュして優勝を果たした。本山は8分45秒34の2位となった。

男子1500m自由形では、序盤から安定したペースを刻み続ける瀧澤裕成(日大豊山)がトップをひた走る。周囲を少しずつ、少しずつ引き離していき、最後は独泳体勢を築き上げ、15分28秒73で優勝を飾った。

女子200m背泳ぎは、前半から飛び出した田島ありす(春日部共栄)が、後半追い上げてきた新橋菜々子(豊川)や大西琴葉(南砺福野)らを振り切り、2分13秒57で優勝を果たす。新橋は2分14秒05の2位、3位に大西が2分14秒31で入った。

男子の200m背泳ぎでは、有田悠希(鹿児島情報)が果敢に攻める。100mの折り返しでは大きな差をつけるものの、そこから有時怜音(豊川)、伊藤冬児(豊川)、そして加藤勇登(京都外大西)らが一気に追い上げてきた。150mではまだ有田がリードしていたが、ラスト50mで一気に抜け出したのが加藤。伊藤、有時らを置き去りにして2分00秒84の逆転優勝を勝ち取った。伊藤は2分02秒15の2位に入り、有時が100分の4秒差となる2分02秒19の3位、有田は粘るも2分02秒45の4位となった。

女子100mバタフライの決勝では、昨年はこの種目2位だった奥田真由(神戸)が、今年はリベンジを果たす。ひとり1分を切るどころか、58秒27の好タイムでインターハイ初優勝を飾った。

男子100mバタフライ決勝は、西小野友靖(鹿児島情報)が前半を24秒35で折り返す積極性を見せる。後半、キツいところでも粘りを見せ、2位以下を1秒近く引き離してゴール。52秒59で優勝を果たす。2位には、1年生の竹野伊織(日大三)が53秒56で入った。

女子100m平泳ぎは、前半こそほぼ横並びだったものの、後半に入って小島莉々愛(淑徳巣鴨)がスルスルと抜け出し、1分09秒06で優勝。松原寧音(伊那西)が1分10秒02で2位を獲得。100分の2秒差となった3位争いは、吉田梨夏(昭和学院)が勝ち取り、1分10秒40で3位に入った。

200mを1年生ながら2分10秒台の好タイムで制した山﨑隼翔(慶應義塾)が、2冠を懸けて臨んだ男子100m平泳ぎ。前半からリードを奪うも、差はわずか。だが、200mを制した持久力を生かし、後半のスパートで頭ひとつ抜け出し、1分00秒86で優勝。今大会2冠を達成した。

女子4×200mフリーリレーの決勝は見応えのあるレースになった。第1泳者で飛び出したのは、日大藤沢の妻木唯凪と豊川の中野真凛のふたり。第2泳者に引き継ぐと、豊川の二杉琉花が頭ひとつ抜け出してトップでリレー。第3泳者でさらに差を広げたいところだったが、今度は日大藤沢の佐々木悠乃がターンの度に前をいく豊川の小林愛茉に迫っていく。最後の50mで小林を捉えた佐々木がトップを奪い、日大藤沢が1位でアンカー、門間椎南に繋ぐ。ここからが会場を沸かせたのが、四條畷学園である。アンカーの奥綾香が引き継いだときには、日大藤沢との差は4秒以上。それをものともしない猛追を見せ、グングン迫る。2番手を泳ぐ豊川の山口真理恵は早々に捉えて逆転。それでも勢いは止まらず、門間に迫る奥。門間も負けじとスパートをかけ、粘りに粘る。ラスト、少しずつ置くが迫ってくるが、その勢いは鈍化。門間が粘る。苦しい場面だったが、何とか奥を振り切ってフィニッシュ。日大藤沢が8分12秒44で優勝を果たした。四條畷学園は、アンカーだけで2チームを抜き8分12秒74の2位を勝ち取る。豊川は8分13秒37の3位となった。

男子の4×200mフリーリレーは、悔しい3位となった女子のリベンジを果たすべく、豊川が奮闘を見せる。まず第1泳者で抜け出したのは、武南の唐鎌壱成。それに目黒日大の端迫大雅が続く。第2泳者に入ると、目黒日大の櫻井陸が引き継ぎながら1分50秒74の好タイムで泳ぎ武南を逆転。さらに豊川、日大豊山らセンターレーンのチームを引き離す。目黒日大の第3泳者の岩崎洸も粘ってトップをキープ。だが、豊川、日大豊山が少し迫ってきた。アンカー勝負。逃げる目黒日大は鈴木真翔。追うのは日大豊山の溝口晋平と、200m自由形を制した豊川の松山育。あっという間に松山が溝口を交わすと、一気に鈴木にも迫ったかと思うと、そのまま難なく抜き去っていく。最後は溝口、鈴木を大きく引き離し、独泳状態を築きフィニッシュ。終わって見れば、豊川が2位以下に1秒以上の差をつける7分25秒33の逆転勝利を収めた。2位には目黒日大を抜いた日大豊山が7分26秒58で入り、目黒日大が7分27秒70の3位となった。

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