REPORT
【水球】昨年の男女優勝チームがそれぞれ順当に勝ち上がり決勝進出を決める(第102回日本選手権水泳競技大会 水球競技)
大会HP・リザルト:https://aquatics.or.jp/tournament/58341/
3日目を迎えた、第102回日本選手権水泳競技大会 水球競技。この日は男女の5位決定戦(2チームが決定)と、男女それぞれの準決勝戦が2試合ずつ行われた。
99clubの谷建吾の決勝弾で接戦を制す
今年から実施される5位決定戦。準々決勝で敗退した4チームが分かれ、2チームの5位を決定する。
99clubと筑波大の一戦は、最後まで勝負の行方が分からない大激戦となった。第1ピリオド、筑波大は中島大成のミドルシュートで先制すると、次々と得点を重ねてリードを奪う。しかし第2ピリオド、99clubも村上裕哉や松原魁のゴールで反撃し、5対5の同点に追いついて前半を折り返した。
第3ピリオドは99clubの谷建吾がパワープレーから連続得点を挙げて逆転に成功するが、第4ピリオドに筑波大の佐々木蒼太が怒涛の連続ゴールを見せ、再び同点に追いつく。その後も互いに1点ずつを取り合い、9対9で迎えた試合終了残り24秒、99clubの谷が値千金のパワープレーを沈めて勝負あり。10対9で99clubがシーソーゲームを制し、劇的な勝利を飾った。
専修大が後半の猛攻で稲泳会を突き放して5位獲得
5位決定戦のもうひとつは、稲泳会と専修大との戦いとなった。第1ピリオド、専修大の櫨山智己がミドルシュートで先制するも、稲泳会も加藤旺道や斎藤昂泰らの得点で食らいつき、6対6の同点で最初のピリオドを終える。続く第2ピリオドも互いに点を取り合う一進一退の攻防が続き、11対11の同点で前半を折り返した。
しかし第3ピリオドに入ると、専修大の攻撃陣が牙をむく。若林聖夏のミドルシュートを皮切りに、野村恵太郎、齋藤優輝、櫨山智己らが立て続けにゴールを奪い、一気に11対17とリードを広げた。第4ピリオドでも専修大の勢いは止まらず、齋藤優輝のペナルティシュートや齊藤陽太のカウンターなどでリードをさらに広げたところで試合終了。結果、17対24で専修大が後半の力強い攻撃で勝利を掴み取った。
ブルボンウォーターポロクラブ柏崎が終盤に日本体育大学を突き放して勝利
日本体育大学対ブルボンウォーターポロクラブ柏崎との準決勝。第1ピリオドから目まぐるしい点の取り合いとなる。ブルボンウォーターポロクラブ柏崎は、IOCCHI GRATTA MATTEO や新田一景らの得点で序盤からリードを奪う。日本体育大学もローリー隼のペナルティシュートや前田敦也のカウンターなどで粘り強く食らいつき、第3ピリオド終了時点で14対17と、ブルボンウォーターポロクラブ柏崎の3点リードで最終ピリオドへ突入する。
ここからスピードに乗って反撃したい日本体育大学だったが、終盤にブルボンウォーターポロクラブ柏崎の攻撃陣が勝負強さを発揮。稲場悠介が力強いカットインやミドルシュートで立て続けにゴールネットを揺らして相手を突き放すと、中村大智もペナルティシュートを確実に決める。日本体育大学もパワープレーを確実に決めるなど意地を見せたが反撃もここまで。17対24でブルボンウォーターポロクラブ柏崎が勝利し、決勝進出を決めた。
「昨年よりも貢献度が高いプレーができていると思える試合でした。ただ、もうちょっと貪欲にゴールを狙いに行っても良いと思うので、決勝に向けて改善していきます。チーム一丸となって、優勝して凱旋できるように頑張ります」(ブルボンウォーターポロクラブ柏崎・中村)
IKAI Kingfisher74が攻守でAIDENを圧倒
8連覇を狙うIKAI Kingfisher74と、荒井陸率いる社会人チームAIDENの一戦は、序盤から激しい得点の奪い合いとなった。
第1ピリオド、AIDENの村岡伯虎によるカウンターで先制を許したIKAI Kingfisher74だったが、足立聖弥のカウンターや荒木健太らのシュートで素早く逆転。一進一退の攻防が続くなか、終盤に髙田充がパワープレーを確実に沈めて5対3で最初のピリオドを終える。
第2ピリオド以降もIKAI Kingfisher74が主導権を握る。足立や荻原大地らが得点を重ねると、AIDENも村岡伯虎や嶋本和真、今年から新加入の大川慶悟らのゴールで食い下がるが、差は徐々に開いていく。
第4ピリオドに入ると、IKAI Kingfisher74がさらに加速。荻原、髙田、渡邉太陽、片山太治朗、荒木が怒涛の5連続ゴールを奪い、一気にAIDENを突き放した。AIDENも伊達清武らのカットインで反撃を試みたものの及ばず。終わってみれば22対13と圧倒的な攻撃力を見せつけたIKAI Kingfisher74が、見事な勝利を収めた。
「自分たちで流れを作って勝たないといけない、ということをみんなで話し合って臨みました。序盤は競り合いもありましたが、終盤は自分たちらしいカウンターも決まり、大量得点で勝てたことは良かったです。決勝ではしっかり8連覇できるように、自分たちの水球を貫きます」(IKAI・Kingfisher74・渡邉)
ブルボンウォーターポロクラブ柏崎が序盤のリードを守りきり勝利
京都府立鴨沂高等学校とブルボンウォーターポロクラブ柏崎が激突した5位決定戦。第1ピリオドはブルボンウォーターポロクラブ柏崎の浦映月などの得点でリードを奪い、3対4で終える。第2ピリオド以降もブルボンウォーターポロクラブ柏崎の亀井莉愛らのカットインからのシュートやカウンターアタックで着実に加点し、前半を4対9で折り返した。後半に入ってもブルボンウォーターポロクラブ柏崎の勢いは止まらず、さらにリードを広げた。鴨沂高校は最終ピリオドに主将の大前実礼や髙木香那らの連続得点などで猛追し、このピリオドだけで8得点を挙げる意地を見せる。しかし、序盤からの点差が響き、最終スコアは15対21でブルボンウォーターポロクラブ柏崎が勝利を収めた。
第3ピリオドの猛攻で秀明八千代が逆転勝利
続く秀明八千代水球クラブと稲泳会のゲームは息を呑む接戦となった。1Pは稲泳会が岩本実姫や城之下佳歩の活躍で4対5と先行する。秀明八千代は傍嶋さくらや磯部早椰の得点で一時逆転するなど反撃を加えるも、9対10と稲泳会の1点リードで前半を終えた。勝負の分かれ目となったのは、第3ピリオドであった。秀明八千代は加野夏望や宇津江桜琴が得点を重ねて逆転に成功し、14対12とリードを奪い返す。最終ピリオドでも秀明八千代は攻撃の手を緩めず追加点を挙げ、17対14で秀明八千代が逆転勝利を飾った。
後半のゴールラッシュで秀明大学水球クラブがViolet Starsを撃破
女子クラブチームのViolet Starsと秀明大学の対戦である。第1ピリオドは秀明大学水球クラブが関根桜彩などの得点で2対4とリードする。第2ピリオドにViolet Starsは有馬優美やLuka Laraのペナルティシュートなどで猛攻を見せ、7対6と逆転して前半を折り返した。逃げ切りを図りたいViolet Starsだったが、後半の第3ピリオド、秀明大学水球クラブの攻撃陣が爆発する。小林真穂や稲場朱里のパワープレーやカットインが次々と決まり、一挙7得点を奪って11対13とゲームをひっくり返すと、勢い付いた秀明大学水球クラブは第4ピリオドにも大坪莉子や水島碧生らが追加点を挙げ、Violet Starsを突き放したところで試合終了。13対20で秀明大学水球クラブが制し、決勝進出を決めた。
圧倒的なオフェンス力を見せつけたNSSU Water Polo Clubが日体クラブに大勝
もう一つの準決勝、NSSU Water Polo Clubと日体クラブとの対戦。試合は序盤からNSSU Water Polo Clubが主導権を握る。河口華子、西山風花のゴールにより4対2で第1ピリオドを終える。第2ピリオドに入るとNSSU Water Polo Clubの攻撃がさらに加速し、三田夢佳や山音瑠那の連続得点で11対5と大きくリードを広げた。後半戦もNSSU Water Polo Clubのペースは落ちず、第3ピリオドには福田星香のミドルシュートやカウンターが冴え渡り、19対8と日体クラブを突き放す。日体クラブは大森泉澄を中心に反撃を試みるが、第4ピリオドにもNSSU Water Polo Clubが蜷川百音らの得点で8点を追加し、結果として27対11の圧倒的なオフェンス力を見せたNSSU Water Polo Clubが大勝を収めた。
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