2026.08.17

REPORT

【水球】女子は秀明大学水球クラブが3年ぶり頂点、男子はIKAI・Kingfisher74が8連覇を達成(第102回日本選手権水泳競技大会 水球競技)

Photo by PHOTOKISHIMOTO / Kazuki MAEBA

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水泳/水球 第102回日本選手権水泳競技大会水球競技 男子 決勝 IKAI・Kingfisher74 vs ブルボンウォーターポロクラブ柏崎 ブレイク・エドワーズ (ブルボンウォーターポロクラブ柏崎) 千葉県国際総合水泳場/千葉県/日本 クレジット:フォート・キシモト 2026年8月16日 Swimming/Water Polo 102nd Japan Swimming Championships Water Polo MEN Final IKAI・Kingfisher74 vs Bourbon WPC Kashiwazaki BLAKE EDWARDS (Bourbon WPC Kashiwazaki) Chiba International General Swimming Center/Chiba/Japan Credit:PHOTO KISHIMOTO 16/08/2026

水泳/水球 第102回日本選手権水泳競技大会水球競技 男子 決勝 IKAI・Kingfisher74 vs ブルボンウォーターポロクラブ柏崎 渡邉太陽 (IKAI・Kingfisher74) 千葉県国際総合水泳場/千葉県/日本 クレジット:フォート・キシモト 2026年8月16日 Swimming/Water Polo 102nd Japan Swimming Championships Water Polo MEN Final IKAI・Kingfisher74 vs Bourbon WPC Kashiwazaki Taiyo WATANABE (IKAI・Kingfisher74) Chiba International General Swimming Center/Chiba/Japan Credit:PHOTO KISHIMOTO 16/08/2026

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水泳/水球 第102回日本選手権水泳競技大会水球競技 男子 決勝 IKAI・Kingfisher74 vs ブルボンウォーターポロクラブ柏崎 IKAI・Kingfisher74 喜び 千葉県国際総合水泳場/千葉県/日本 クレジット:フォート・キシモト 2026年8月16日 Swimming/Water Polo 102nd Japan Swimming Championships Water Polo MEN Final IKAI・Kingfisher74 vs Bourbon WPC Kashiwazaki JoyIKAI・Kingfisher74 Chiba International General Swimming Center/Chiba/Japan Credit:PHOTO KISHIMOTO 16/08/2026

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大会HP・リザルト:https://aquatics.or.jp/tournament/58341/

水球日本一決定戦、第102回日本選手権水泳競技大会 水球競技も最終日。"新頂点”に立つのは、誰か。

女子決勝。3連覇を狙うNSSU Water Polo Clubに対し、3年ぶりの頂点奪還に燃える秀明大学水球クラブの対戦。静かな立ち上がり、とはならず、秀明大学水球クラブがスピード感溢れる攻撃で、小林真穂、稲場朱里が立て続けにゴールを奪う。NSSU Water Polo Clubはサウスポー河口華子がカウンターからゴールを奪うが、すぐさま小林がパワープレーでゴールを決める。その後も点差を広げた秀明大学水球クラブが、3対6で第1ピリオドを終了させた。

第2ピリオドの序盤は、第1ピリオド同様、秀明大学水球クラブが試合を優位に進める。落ち着いたディフェンスで、NSSU Water Polo Clubにカウンターを出させない。しかし、第2ピリオド終盤に入ってエンジンがかかったか、設樂ひかるのゴールを皮切りに、板東璃子、西山風花のふたりの連続得点で1点差に詰め寄ると、河口が同点ゴールを奪って前半が終了。

10対10でスタートした後半。攻撃にも、守備にも気を抜くことなどできない。集中力が要求される一進一退の攻防が続くなか、第3ピリオド後半に、山本はるがカウンターからNSSU Water Polo Clubの焦りを誘いペナルティファウルをもらう。それを関根桜彩が決めきって13対14の1点リードで最終ピリオドに突入した。

第4ピリオド開始1分20秒。NSSU Water Polo Clubのターンオーバーファウルから攻撃を展開した秀明大学水球クラブが、点差を2に広げる15点目を砂邊亜衣が奪う。さらに砂辺が続けてゴールを決めて3点差。NSSU Water Polo Clubも当然、諦めない。主将の設樂がパワープレーでゴールを決めて2点差。秀明大学水球クラブは山本のゴールで3点差。NSSU Water Polo Clubが蜷川、秀明大学水球クラブが小林とそれぞれゴールを奪って15対18。この時点で残り2分40秒。かなり苦しい状況であることは確かだったが、残り1分48秒で蜷川が16点目を挙げると、残り23秒のところで西山が17点目を奪ってここで1点差に。残り時間が短いものの、チャンスはある。ディフェンスで思い切ってオールコートで当たるNSSU Water Polo Club。それに耐えながら、ボールを回しつつ、隙をうかがう秀明大学水球クラブ。結果、この貴重な1点を守り切った秀明大学水球クラブ。試合終了の笛がなると同時に、大きな歓声を上げて3年ぶりの頂点を全員で喜び合った。

「この2年、決勝では僅差で敗れていたので、3年ぶりの優勝はすごくうれしいです。序盤は相手ペースになってしまうことも多かったのですが、常に毎ピリオドごとに、0対0からスタートしているという気持ちでいこう、と声がけをして臨みました」(秀明大学水球クラブ・主将稲場)

男子の決勝はIKAI・Kingfisher74対ブルボンウォーターポロクラブ柏崎。稲場悠介という大砲に、ブレイク・エドワーズとマッテオ・イオッキ・グラッタというオーストラリア、イタリア代表だった大砲を2本追加して、攻撃力を上げて王座奪還を狙うブルボンウォーターポロクラブ柏崎。一方、王者IKAI・Kingfisher74はいつも通り。気負いなく、スピードとパワーを融合させた世界にも通用する"ジャパンシステム”を武器に、8連覇に挑む。

第1ピリオド、先制したのはそのマッテオ。パワーで押し切る形でゴールを奪った。反対にIKAI・Kingfisher74はスピードを生かしてあっという間に渡邊太陽が同点ゴールを決める。その後も一進一退の攻防が続く。途中、日本のエース、稲場悠介のテクニカルなプレー、またIKAI・Kingfisher74らしいカウンターアタックと見応え十分なプレーが続き、第1ピリオドは6対5とIKAI・Kingfisher74のリード。

第2ピリオドはIKAI・Kingfisher74のゴールからスタート。2点差に広がったが、すぐにマッテオがゴール前で高いキープ力を発揮して押し込むと、パワープレーで稲場が同点ゴールを奪う。IKAI・Kingfisher74はゴール前の混乱に乗じてゴールを決めると、さらに荻原大地が連続得点で2点差に。両チームとも1点ずつ加えたあとに、パワープレーでマッテオが1点差に詰め寄るゴールを奪う。

10対9の1点差でスタートした第3ピリオド。ブルボンウォーターポロクラブ柏崎のマッテオが同点ゴールを奪うと、そのままの流れで前野孝紀が角度のないところから逆転ゴールを決める。白熱した展開のなか、ブルボンウォーターポロクラブ柏崎のゴール前での攻防でIKAI・Kingfisher74の荒木健太とブルボンウォーターポロクラブ柏崎の髙橋仁智翔の両者にレッドカードが出される。そのなかで、冷静にプレーを続ける鈴木透生のゴールで、IKAI・Kingfisher74が同点に追いつく。だが、IKAI・Kingfisher74のお株を奪うようなカウンターを仕掛けたのはブルボンウォーターポロクラブ柏崎。マッテオがそれを受けて貴重な勝ち越し点を奪う。

12対13の、ブルボンウォーターポロクラブ柏崎が1点リードで迎える最終ピリオド開始早々、マッテオが点差を広げる14点目を奪う。最後の力を振り絞って攻めるIKAI・Kingfisher74の猛攻を小椋裕介が何度もスーパーセーブでしのぐも、終わりがないように思えるほど続くIKAI・Kingfisher74の猛攻に、ブルボンウォーターポロクラブ柏崎のゴールがこじ開けられていく。足立のゴールで1点差、片山太治朗がミドルシュードで同点に。これで完全に勢い付いたIKAI・Kingfisher74は、もう誰にも止められなかった。鈴木のカウンター、カットインからの足立、パワープレーで渡邊、そして最後は7人で攻め上がるブルボンウォーターポロクラブ柏崎の3度のシュートを佐々野廉が防ぎきると、がら空きのゴールに最後は吉田陽春がとどめとなる18点目を叩き込む。IKAI・Kingfisher74が、怒濤の8連続ゴールで18対14としたところで試合終了。IKAI・Kingfisher74が8連覇を成し遂げた。

「途中、ブルボンウォーターポロクラブ柏崎に流れを持っていかれたところもありましたが、自分たちの流れを取り戻そうという話をして送り出しました。8連覇できたこと、そして両チームの選手がケガなく、ゲームを終えられて良かったです。応援ありがとうございました」(IKAI・Kingfisher74・福島丈貴監督)

男子3位決定戦は、社会人チームのAIDENと大学生の日本体育大学との戦い。今年から新しく加入した伊達清武が先制点を奪い、すぐさま日本体育大学のキャプテン、浦縁至が同点ゴールを奪うという立ち上がり。そこから、AIDENが一気に攻撃を仕掛け、伊達、大川慶悟、荒井陸、伊達と、AIDEN主力の選手たちが立て続けにゴールを奪い、第1ピリオドは5対1のAIDENリードで終了。

第2ピリオドは、反対に日本体育大学のターン。片山泰輝がカウンターからゴールを奪うと、森谷雄輝、前田隼之、そして徐浩智と連続得点を続けて、一気に同点にまで持っていく。その後はAIDENも何とか2点を返し、日本体育大学は1点追加で4点あった差を1に縮め、7対6で前半を終える。

勝負どころの後半。両者なかなかゴールを決めきれない苦しい時間が続く。それを打ち破ったのは、日本体育大学のローリー隼。AIDENの村岡伯虎のパーソナルファウルから得たパワープレーで同点ゴールを奪う。AIDENも荒井が1点を返すが、松野綾祐が同点にすると、前田が逆転ゴールを決めて、ここでこの試合初めて日本体育大学がリードした。これでリズムがつかめたか、9対11とリードを2点に広げて最終ピリオドを迎える。

ここで勢い付かせると、若手は怖い。それを良く分かっている荒井がまずはミドルでゴールを奪い1点差。ローリーがすぐさま返すが、AIDEN山田精太郞が再度1点差に戻すと、ここで伊達が値千金同点ゴールを奪う。だが、日本体育大学も落ち着いていた。焦ることなく、ミドルシュートを前田が決めて勝ち越しに成功すると、残り2分19秒の時点で徐が追加点。AIDENも苦しいが、粘る。伊達、吉田拓馬が連続得点で同点。ここで止めたい一本だったが、酒巻成が一瞬の隙を突いてセンターから勝ち越しゴールを決めて、試合終了。日本体育大学が14対15の1点差の接戦を制して3位を勝ち取った。

女子3位決定戦は、日体クラブ対Violet starsの対戦カード。スピードを生かして攪乱したい日体クラブに対し、絶対的エースの有馬優美をうまく使って、センターから確実にゴールを奪いたいViolet stars。先制点はViolet starsの有馬。日体クラブも返すが、有馬とローリー仁愛のふたりで追加点を奪う。さらにはキャプテンの北村江梨もゴールを決めて、第1ピリオドは3対6とViolet starsが3点のリードを奪う。

少しずつでも追いつきたい日体クラブは、鈴木伽望のゴールから、山田果林、佐野明らが得点を上げてViolet starsに食らいつく。だが、やはり有馬を中心に追加点を挙げていくViolet starsが6対11と点差を5に広げて前半が終了。

第3ピリオドに入っても、その点差がなかなか詰まらない。日体クラブがゴールを奪えば、2、3点を奪い返すViolet stars。この繰り返しで、少しずつ、少しずつ点差が開いていき、日体クラブの追撃を揺ることなくViolet starsが逃げ切って試合終了。14対23で昨年に引き続き3位を勝ち取った。

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