2026.04.13

競技会報告

第101回日本選手権 総評

執筆者:審判長 後藤 直之

第20回アジア競技大会(名古屋・愛知)、パンパシフィック水泳選手権(Irvine・California)の選考を兼ねた第101回日本選手権 競泳競技が、3月19日~22日、東京アクアティックスセンターで開催された。参加チームは297、参加選手は男子436人、女子301人であった。第100回に続き、飛込競技の翼ジャパンダイビングカップ 兼国際大会派遣選手選考会との同時開催となった。

会場レイアウトは、随所で変更はあるものの、昨年の日本選手権やJapan Openをほぼ踏襲したものとなった。

競技については、監督者会議で以下のことが確認された。
・国際大会(上記2大会)の選考方法についての説明があった。追加選考もあり得ることも鑑みて「標準記録突破」とはするが「内定」とはしない。

・2月18日にリリースされたWorld Aquaticsの競泳競技規則改訂の一部を、本競技会で適用する。
1)自由形・バタフライで、ゴールタッチの際の身体の水没が認められる。
2)400m自由形では、最後の一周で振鈴を行う。

・予選10レーン、準決勝・決勝ともに8レーンで行い、競技規則第3条6を適用する。

・女子1500m自由形ならびに男子800m自由形はタイムレース決勝とし、最終組は決勝時間に行う。組み替えを行う場合がある。

・1位の選手ならびに指名を受けた選手は、各競技終了後、NHKによるフラッシュインタービューを受ける。

折返監察員のイスの位置を、予選はスタート側、折り返し側とも選手席の後ろとし、B決勝・決勝では9レーン側に全員を配置した。また各競技役員が予選・B決勝、決勝で配置につくタイミング等も確認された。

400m自由形における振鈴についても各折返監察員は難なくこなし、コーチの皆さまからは評判が良かった、と聞いている。

初日から男子100m平泳ぎで、8年ぶりとなる58秒67の日本新記録が樹立されるなど、連日記録ラッシュの競技会となった。女子800m自由形では、最古の日本記録である8分23秒68を凌ぐ8分23秒11が樹立され、これは実に22年ぶりの更新であった。

結果、日本記録5(タイ1含む)、世界ジュニア記録4、学生記録5、高校記録10、計24の新記録が樹立された。

スイムオフは7つ発生し、そのうち5つが同日に発生した。最終日予選最終種目の女子400m個人メドレーでもB決勝進出のスイムオフが発生し、昼休みの練習中に時間を決めて行うという場面もあり、非常に実力が拮抗する競技会であると感じた。違反は2件と少なかった。

大会の結果、以下の代表選手が発表された。
アジア競技大会
男子18人
女子17人

パンパシフィック水泳選手権
男子20人
女子17人
※パンパシフィック選手権は6月の日本選手権で追加選考あり

最後に、朝の入場から夜遅くまで、各所でご協力いただいた学生委員会の皆さま、各都道府県競技役員の皆さま、主管の(公財)東京都水泳協会の皆さま、東京アクアティックスセンターの皆さま、スタッフの皆さま、多大な支援をいただいた協賛各社の皆さまに、心より感謝申し上げる。

バックナンバーはこちら