2026.04.27

競技会報告

第48回JOC全国ジュニアオリンピックカップ水泳競技大会 水球競技報告

執筆者:水球委員会 早川千春

第48回JOC全国ジュニアオリンピックカップ水泳競技大会水球競技が、3月26日~30日まで千葉県国際総合水泳場にて行われた。

正式競技となるA区分小学生男女、B区分中学生男子、C区分中学生女子を合わせて64チーム812人が参加し、エキシビションで行っている小学生女子を含めると70チーム、約900人が参加する国内最大規模の大会となっている。試合数は5日間で延べ151試合にも上る大会である。

予選までの3日間は3面展開、決勝トーナメントに入る後半2日間は、2面、1面という形で、この試合数を消化する。

水球では今年度、World Aquaticsによるルール改正があり、コートサイズ、攻撃時間などの変更が行われた。期せずしてシニアのコートサイズがジュニアと同じサイズに変更になったことにより、「ジュニアがシニアと同じコートサイズ、攻撃時間で良いのか」ということをあらためて考え直す機会を得ることができた。それにより、本大会から区分ごとに攻撃時間を変更して行うことにした。

千葉県国際総合水泳場に新設されたSEIKOのタイマーは、幸い簡単に攻撃時間やコーナースロー時の攻撃時間、退水時間などを変更できる仕様であったため、決勝トーナメントに入った段階でも攻撃時間の変更を行うことができた。今後、こうしたタイマーを導入していくと、ブロック予選などでもスムーズに運営することができると考えられる。

また、今後は小学生区分のコートサイズや試合に出場する人数などについても会場の設備更新の負担を考えながら、できるだけ現場に負担をかけない形で見直していくことが必要であると考えている。

小学生女子のエキシビションの実施は、将来的に小学生男子、女子を分けていくことを目指している。女子選手が中学年代まで継続するために必要な施策であるが、それが軌道に乗ったあとは、小学生の低学年区分の創設なども視野に入れている。各ブロックでの先進的な取り組みを共有しながら進めていきたい。

小学生女子はエキシビションでありながら、今回は6チームと過去最多の参加をいただき、レベルも上がってきたことを感じている。参加チーム数が8チームをコンスタントに確保できる目処がついたところで、正式競技化につなげていきたいと考えている。

次年度以降の施策としては、第一にwebエントリーの実現、第二に試合数の増加、特に敗者戦の実施を考えている。第一の点については先行しているU-16水球選手権などと連携を取りながら実現したい。第二の試合数の増加は、現行2試合で終わってしまうチームに3試合目を設定し、3日目までの試合を保証することで決勝トーナメントを見て地元に戻っていくような施策につなげられればと考えている。

いずれにせよ本大会は、参加するチームの協力によって成り立っており、チーム関係者、保護者などの協力も仰ぎながら、より良い大会運営を目指していきたい。最大規模の大会の試合数を増加させるためには、こうしたポリシーを共有し、チーム関係者に理解していただき、協力につなげることが肝要であり、そうした大会を目指していきたいと考える。

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