2025.09.10 OWS

【#OWS】男子は大接戦の末に南出が連覇、女子は世界水泳選手権メダリストの梶本が優勝(第79回国民スポーツ大会 水泳競技)

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アーティスティックスイミングを皮切りに会期前競技としてスタートした第79回国民スポーツ大会(国スポ)の水泳競技。OWS競技は長浜市南浜町地先特設会場で男女5kmが行われた。

気温、水温の上昇もあり、当初予定していた時間から変更してスタート。5周回で行われる今大会。男子はまずは高木陸(大阪府)が先行。それに南出大伸(和歌山県)、辻森魁人(兵庫県)、そして世界ジュニア選手権で活躍を見せた沼田頼人(愛知県)が続く展開。さほど差は大きくないなか、2周目には辻森が、3周目には地元滋賀県の本山空がトップで周回する。4周目を終えたところで、辻森が再度トップに立つ。沼田は3周目あたりから後退したが、変わって中盤に位置していた仲光陸遥(熊本県)が上位に食い下がる。

最終周回、辻森に南出、本山、仲光の4人がほぼ並んで各者一斉にスパートをかけ勝負に出る。最後の直線に入ったところで南出が抜け出すも、辻森がすぐさま食らいつく。辻森がブイに腕を当ててしまい、一瞬下がるがすぐに並びかける。最後のタッチまでほぼ同時。勝敗は写真判定に委ねられ、その結果南出がコンマ1秒差で勝利。昨年に続く2連覇を達成。辻森は惜しくも2位という結果となった。

「若い選手がどんどん出てきているなか、さらに1500mの自己ベストも僕よりも速い選手が多いので、自分のポジショニング、仕掛けるタイミングを考えて臨みました。優勝することができてうれしいです」(南出)

女子は世界水泳選手権でメダリストとなった梶本一花(大阪府)と、世界水泳選手権前に目のケガで出場が叶わなかった蝦名愛梨(北海道)のふたりが力を見せつける展開に。蝦名、梶本の両者全く譲らず。ピタリと並んだままでレースを展開。3番手には奥園心咲(京都府)や谷清美(奈良県)らが続くも、最終周回の梶本と蝦名のスパートについて行けない。ふたりが並んで最後の直線に入ると、残り100m程度となったところで梶本が頭ひとつ前に出る。粘りたい蝦名だったが、直前に行われた日本学生選手権水泳競技大会でも400m、800mで優勝したスピードを生かした梶本がリードを奪ってフィニッシュ。梶本が優勝を果たし、連覇を狙った蝦名は2位となった。

「スパート勝負で前に出られたら良いかな、と思っていたので、そのとおりにレースを展開できて、勝つこともできてうれしいです」(梶本)