2025.10.20 競泳

【#競泳】高いWorld Aquaticsポイントを獲得した選手に贈られるJOC杯は平井と田渕が獲得(第67回日本選手権(25m)水泳競技大会)

©PHOTO KISHIMOTO / MIU SASAKI

日本水泳連盟大会HP:https://aquatics.or.jp/tournament/50843/
SEIKOリザルト:https://swim.seiko.co.jp/2025/S70702/index.htm
日本水泳連盟公式チャンネル(予選決勝LIVE配信):https://www.youtube.com/@JAQUA1924

東京アクアティクスセンターで開催されている第67回日本選手権(25m)水泳競技大会の2日目。この日も新記録が誕生する好レースが多く行われた。

日本タイ記録の好タイムをマークしたのは、男子100mバタフライ。自由形を専門としながらも、バタフライでも高いスピードを生かした泳ぎを見せたのが五味智信(ミキハウス/ルネサンス港南中)。前半をひとり22秒台で折り返すと、後半が得意な水沼尚輝(新潟医療福祉大学職員)が追い上げてくるも、五味が最後まで逃げ切ってフィニッシュ。49秒54の日本タイ記録で優勝を飾った。2位の水沼も49秒76の49秒台の好タイムをマークした。

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女子100m自由形は、初日の個人メドレーを制した松本信歩(あいおいニッセイ/東京ドームS)がターンの度に周囲を少しずつ引き離し、53秒05で優勝を果たして2冠を達成。男子は前半攻める松本周也(ヒマワリネットワーク)、関海哉(KITAJIMA AQUATICS)らを後半に逆転した松元克央(ミツウロコ/三菱養和SS)が46秒75で優勝した。

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女子50m平泳ぎでは、30秒をひとりだけ切った牧野紘子(あいおいニッセイ)が29秒98で優勝。男子では世界水泳選手権代表の柳沢駿成(スウィン高島平/アクアプロダクト)が、高いスプリント能力を見せつけ、26秒01で優勝を果たす。

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女子100m背泳ぎでは、200mを制した長岡愛海(神奈川大学)がこちらも優勝。レースの後半、亀井涼子(早稲田大学/スウィン美園)が長岡を猛追。その追撃を100分の7秒差で逃げ切り、長岡が57秒62をマークした。

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男子は50mで優勝した由良柾貴(JSS東京)が、100mでもそのスピードを生かし、51秒05で優勝を飾る。

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女子200m個人メドレーでは、高校1年生の若手、佐々木珠南(ウイング八戸/八戸工大一高)が、前半から周囲を引き離す展開で逃げ切り優勝。記録は2分09秒17であった。

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男子200m個人メドレーは、高校2年生の沼田頼人(豊川高校)と小方颯(イトマン港北)が接戦を演じる。最後は前半から攻めた小方が逃げ切り、1分53秒23で優勝。沼田も1分53秒35の好タイムをマークした。

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初日、50mバタフライで世界ジュニア新記録、日本新記録を樹立した平井瑞希(TOKIOインカラミ)が、100mでも強さを発揮。前半を日本記録ペースの25秒78で折り返すと、後半も粘りを泳ぎを披露。惜しくも新記録には届かなかったが、55秒50の好タイムで優勝を果たし2冠を達成した。

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女子400m自由形は、前半はレースをリードしていた久野日菜乃(田尻水泳連盟/大阪公立大学)をラスト50mで逆転した難波実夢(JSS東京)が4分03秒18で優勝を飾った。

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男子の400m自由形は、レース序盤から安定した泳ぎ、ペースを刻み続けた田渕海斗(明治大学大学院)が3分40秒07で優勝。400m個人メドレーに続いて2冠を果たした。

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女子200m平泳ぎは、前半こそ楠田夢乃(藤村SS/中央大学)がリードしていたが、ラスト50mで一気に加藤心冨(スウィン鴻巣/早稲田大学)が楠田を抜き去りフィニッシュ。2分20秒69で優勝し、100mに続いて優勝を果たしてこちらも2冠を達成した。

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男子200m平泳ぎは、バタフライを主戦場とする寺門弦輝(セントラルスポーツ)が、前半から積極的なレースを展開。100mで1分を切る59秒51で折り返し、後半も小君良いテンポは崩れず。2分04秒30で優勝を果たし、200mバタフライと合わせて2冠。2位には高校1年生の宮崎緒里(浜名湖SS/浜松商業高校)が2分05秒34で続き、大学1年生の大川生流(イトマン新百合ヶ丘/青山学院大学)が2分05秒84の3位となった。

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World Aquaticsポイントで今大会最高ポイントを獲得した男女2人に贈られるJOC杯は、女子は日本記録を樹立した平井が受賞。男子は400m自由形と個人メドレーの2冠を果たした田渕が獲得した。

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