2025.12.01 競泳

【#競泳】松下が200mを自己ベストで制して400mの雪辱を果たす(ジャパンオープン2025)

日本水泳連盟大会HP:https://aquatics.or.jp/tournament/50844/
SEIKOリザルト:https://swim.seiko.co.jp/index.html
日本水泳連盟公式チャンネル(予選・B決勝 LIVE配信):https://www.youtube.com/@JAQUA1924
CSテレ朝チャンネル2/ABEMA(決勝 LIVE配信):https://www.tv-asahi.co.jp/ch/contents/sports/0642/

ジャパンオープン2025の最終日。東京アクアティクスセンターには五輪メダリストをはじめとする海外勢も集結し、連日ハイレベルなレースが繰り広げられている。

大会3日目は女子1500m自由形のタイムレース決勝からスタート。梶本一花(枚方SS/同志社大学)が前半から積極的に攻め、蝦名愛梨(ミキハウス)と共に、400mを制したMolly Walker(オーストラリア)を徐々に引き離していく。最後は蝦名とも差を広げ、梶本が16分09秒91の1位でフィニッシュし、今大会800mと合わせて2冠。

©PHOTO KISHIMOTO / MIU SASAKI

男子800m自由形のタイムレース決勝。スタートから今福和志(枚方SS/四條畷学園)が飛び出して、自身が持つ日本記録を上回るペースを刻んでいく。その今福に食らいつく形で、Benjamin Goedemans(オーストラリア)が続く。接戦のまま残り100mとなったところで、Goedemansが今福を交わしてトップに立つ。ラスト50m、今福が再度追い上げて並びかけるも、Goedemansが最後は逃げ切って7分48秒44で優勝を果たし、今大会2冠を達成した。今福は7分49秒53の2位となった。

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女子200m個人メドレーはバタフライでJenna Forrester(オーストラリア)と松本信歩(あいおいニッセイ/東京ドームS)が先行。背泳ぎでは成田実生(ルネサンス/明治大学)がその二人を逆転し、平泳ぎで3人が横並びに。自由形でもほとんど差が付かないままフィニッシュ。タッチ差の勝負を制したのは、Forresterで2分11秒27。松本が2分11秒46で2位に入り、成田が2分11秒52の3位に入った。

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男子200m個人メドレー決勝は、400mで表彰台に登れなかった悔しさを晴らすように、松下知之(東洋大学/スウィン宇都宮)がスタートから一気に飛び出してリードを奪う。背泳ぎ、平泳ぎと進むにつれて周りとの差を広げていき、最後は2秒近くの差を付けてフィニッシュ。1分55秒60の自己ベストを更新して優勝を果たした。

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50m背泳ぎの女子は、Ingrid Wilm(カナダ)が自己ベストに近い好タイムをマーク。27秒57で優勝を果たして2冠を達成。3位に入った佐々木美莉(スウィン埼玉/東洋大学)は27秒91と、28秒を切る自己ベストを叩き出した。

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男子は最後まで横一線。100分の1秒差の接戦を制したのは、台湾のChuang Mu-Lun。自己ベストとなる25秒32で優勝を果たした。25秒33の2位に入ったのは、川端陸椰(ミツウロコ)。こちらも自己ベストを更新する泳ぎであった。

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女子50m自由形は、予選トップのTaylor Ruck(カナダ)が決勝でもそのスピードを生かした泳ぎで25秒03で優勝を果たした。

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男子50m自由形には、五輪金メダリストのCameron McEvoy(オーストラリア)が昨年に続いて登場。スタートの飛び出しでは松本周也(ヒマワリネットワーク)、塩浦慎理(ReCORE/メモリードグループ)らが並びかけたものの、McEvoyはラスト15mから一気に差を広げてフィニッシュ。21秒38の好タイムで2年連続の優勝を飾った。

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女子100mバタフライは、接戦の50mを制した平井瑞希(TOKIOインカラミ)が、この種目でも前半をひとり26秒台で折り返すスピードを見せる。後半、疲れが見えたものの逃げ切り優勝。記録は57秒27であった。

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男子100mバタフライでは、2年前のジャパンオープンを好タイムで優勝したMatthew Temple(オーストラリア)が快泳を見せる。前半を23秒67で折り返すと、後半の浮き上がりから周囲を引き離し、50秒92で優勝を飾った。

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鈴木聡美(ミキハウス)が3冠に挑む女子200m平泳ぎ。前半は加藤心冨(スウィン鴻巣/早稲田大学)、Sophie Angus(カナダ)らと横並びでレースを展開。100mを折り返したところから徐々に鈴木が抜け出し、最後までリードを守り切って2分25秒55で優勝。鈴木はこれで50m、100m、200mと平泳ぎ3冠を達成した。

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今大会最終種目の男子200m平泳ぎ。日本記録を0秒42上回るハイペースでスタート。100mを1分01秒01で折り返しても小君良いテンポは崩れない。ラスト50m、さらにテンポとスピードを上げていく大橋は、2分06秒96という好タイムで優勝を果たし、女子の鈴木同様、平泳ぎ3冠を果たした。

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「優勝よりもタイムがうれしいです。ベストに近いタイムで泳げたのですごく良かったです。前半攻めるレースをしたかったのですが、後半体力も余っていました。シニアの大会で初めて優勝して、3冠できたのがすごくうれしいですし、3月の日本選手権でも良い結果を残せるように頑張ります」(大橋)