【#競泳】神奈川県が水泳競技の男女総合成績で初の優勝を果たす(第79回国民スポーツ大会 水泳競技)
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最終日を迎えた第79回国民スポーツ大会、『わたSHIGA輝く国スポ2025』の競泳。最後まで選手たちはチームのために力を振り絞る。
少年A男子400m自由形決勝。世界水泳選手権代表の今福和志(大阪府)と世界ジュニア水泳選手権でブレイクした沼田頼人(愛知県)に注目が集まる。
先行したのは沼田。身体半分ほどの差で今福がしっかりと食らいつく。200mの折り返しでは今福が反対にリードを奪う。ここから沼田を引き離したい今福だが、沼田も粘りを見せて食らいつく。さらに今福の反対側、神奈川県の田中駿も迫る。ラスト100mで再度沼田が今福に並びかけると、ロングスパートをかけた沼田が今福に身体半分のリードをつける。ラスト50mの叩き合いでは、スピードのある沼田が有利か、3分47秒26の大会新記録で優勝を果たした。今福も3分47秒88と、従来の記録を上回る好記録をマークした。

接戦の少年A男子50m自由形決勝は、スタートで頭ひとつ抜け出した塩田直也(東京都)がそのまま逃げ切って22秒52の大会記録を更新して優勝を飾った。

初日の4×200mリレーで大会記録にあと100分の2秒と迫る快泳を見せた愛知県が、少年A男子4×100mメドレーリレーでは新記録を樹立。第1泳者の小島夢貴は54秒05のハイレベルな記録で引き継ぐと、青山陽斗が1分01秒40で、400m自由形を制した沼田がバタフライを担当して52秒51でつなぐ。そしてアンカーは松山育。49秒15と8チーム中最速の記録で締めくくり、3分37秒11の大会新記録を樹立して優勝し、愛知県がこの区分のリレー2種目を制した。

成年女子4×100mメドレーリレー。こちらは2日目の4×50mリレーを大会記録で制した東京都が、この種目でも優勝を果たす。澤響花がトップの1分00秒86で泳ぎ最高のスタートを切る。続く青木玲緒樹は1分06秒98、池江璃花子が57秒48と引き継いで行き、最後は松本信歩が54秒77で締めくくってフィニッシュ。4分00秒09の大会記録を更新して優勝を果たした。

少年B男子400m自由形は、前半こそ後ろに下がり気味だったが、じりじりと前との差を詰めていったのが東京都の櫻井陸。350mでトップに立つと、ラストスパートで逃げ切って3分56秒00で優勝を果たした。
少年女子共通400m自由形は、福岡由唯(東京都)が先行するも200mで谷本美乃(大阪府)がトップに立ち、少しずつ差を広げていく。最終的には2位以下に2秒近くの差を付ける4分11秒84で優勝した。
少年B女子100m平泳ぎでは、高校生を抑えて中学3年生の黒崎なる美(東京都)が1分10秒12で、2位の小鍛治茉子(岡山県)を逆転して優勝。
少年B男子100m平泳ぎは、前半こそ山崎隼翔(東京都)、野中龍生(愛知県)、宮崎緒里(静岡県)がほぼ同時に折り返すも、後半に入って伸びろ見せた宮崎が抜け出して1分01秒47で優勝を果たす。
少年A女子50m自由形は、好調の榎本裕月(和歌山県)がスタートは出遅れるも後半の強さを見せて25秒44で優勝。インターハイに続いて50m、100m自由形の2冠を達成した。
成年女子50m自由形は、1位から8位までの差が0秒64と、まさに横一線の戦い。この大接戦を制したのは、愛知県の神野ゆめ。記録は25秒23であった。
この夏、50m自由形の日本記録を樹立した松本周也(静岡県)が、この種目を長く牽引し続けている中村克(東京都)と塩浦慎理(神奈川県)を抑え、22秒06で優勝を果たす。
少年B女子200m個人メドレーは、世界ジュニア水泳選手権代表でもある佐々木珠南(青森県)が前半から積極的に攻める。平泳ぎが得意な黒崎が追いかけてくるも、後半も強さを見せつけるようにしてフィニッシュ。2分12秒89で優勝を飾った。
少年B男子200m個人メドレーでは、東京都の平山悠が前半から飛び出し、ただひとり56秒50で折り返す。平泳ぎに入って宮崎が一気に追い上げてくるも、最後の自由形で粘りを見せた平山が2分01秒60で優勝を勝ち取った。
少年A女子4×100mメドレーリレーでは、まずは背泳ぎで埼玉県の井出柚紀が1分02秒01でトップ。平泳ぎに入ると、神奈川の石川真菜が逆転。バタフライでも神奈川県の根岸空希がそのリードを守る泳ぎを見せるが、埼玉県がじりじりと迫る。アンカー勝負で逃げる神奈川県谷口満里奈に対し、追うのは埼玉県髙山紫妃と東京都の福岡由唯。前半で谷口との差を詰めた髙山が後半に並んでそのまま再逆転。4分06秒76で埼玉県が優勝を果たす。神奈川県は4分07秒08の2位。東京都はわずかに届かず4分07秒65の3位であった。
今大会を締めくくる最後の種目、成年男子4×100mメドレーリレー。序盤こそリードを許していたが、平泳ぎの深沢大和、バタフライチャンピオンの五味智信でトップに立った神奈川県がアンカーの森拓海で逃げ切り、3分34秒57で優勝を飾った。
すべての競技が終了し、総合成績が発表。女子総合第1位は東京都。そして男女総合成績の第1位に贈られる天皇杯は、神奈川県が獲得。初の栄冠を勝ち取った。
