2026.10.18

REPORT

【OWS】5kmの男子は今福が初優勝、女子は蝦名が梶本を振り切ってリベンジを果たす(第102回日本選手権水泳競技大会)

大会HP & リザルト:https://aquatics.or.jp/tournament/58181/
LIVE配信(予選・決勝):https://www.youtube.com/@JAQUA1924

近年まれに見る大接戦となった、男女の10km。それだけ国内のレベルの底上げが成されている証拠である。

第102回日本選手権水泳競技大会 OWS競技の2日目は、男女の5kmが行われた。

男子は初日の10kmとは打って変わって、今福和志(枚方SS/同志社大学)がスタートからいきなり飛び出す展開に。初日の10kmのタッチで交わされた悔しさを晴らしたい。その一心で、スタートから仕掛けていく今福。続くのは10kmを制した南出大伸(木下グループ)をはじめとする12人の選手たち。少し縦長のパックを作り、今福を追いかける。

全4周で行われ、約1時間程度で終わってしまう5kmは展開も速い。2周目にはパックもさらに縦に細くなり、3周目に入ると、ほぼふるいに落とされていき、最終周回を迎えるときには、先頭をひた泳ぐ今福を追いかけるのは、高木陸(近畿大学)に江沢陸(ルネサンス)、渡辺雅空(teamsaga ssp)に辻森魁人(日本大学)と南出の4人に絞られた。

今福もさすがに疲れが出たか、スパートが鈍い。そこを高木、江沢が食らいつく。渡辺、辻森、南出は置いていかれた。最後の直線、粘る今福に追いすがる高木、江沢。その猛追を振り切って今福がフィニッシュゲートを叩き、ガッツポーズ。初日の雪辱を果たす54分37秒3で優勝を飾った。

「初優勝、うれしい気持ちでいっぱいです。ぶっちぎって、単独で優勝してやろうという気持ちで飛び出しました。最後まで自分の理想のレースをすることができました」(今福)

2位は3秒4差で高木、江沢は4秒8差の3位となった。

一方の女子は、初日の10kmと同じく蝦名愛梨(ミキハウス)と梶本一花(大林組/野尻湖游泳会)のふたりが飛び出す。序盤は何とか奥園心咲(枚方SS/立命館大学)やインカレ覇者の朝倉茉咲(東海大学)、梶本幸花(枚方SS/同志社大学)に竹澤瑠珂(東京SC/早稲田大学)が食らいつこうとするも、じりじりとその差を広げられた。1周目を終えた時点で、梶本、蝦名のふたりが先頭争い。そこから約20秒後ろに3位集団が続く展開に。

蝦名、梶本のふたりは、2周目を終えても並んで泳ぎ続ける。少しずつレースが動いたのは、3周目中盤から。前に出る蝦名の後ろにピタリとつく梶本だったが、その差が身体ひとつぶんほどの差になった。最終周回、お互いにスパートをかけあうふたり。その差は縮まらず、広がらず。蝦名が前、梶本が後ろ。最後の直線に入っても、その差はほぼ変わらず。蝦名が早めに仕掛けて前に出る選択をしたことが功を奏し、56分22秒6で優勝。こちらも今福と同じく10kmのリベンジを果たす形で勝利を勝ち取った。2位の梶本は3秒5差であった。3位には、単独泳となってもペースを守った奥園が2分51秒6差で入った。

「まずは優勝できてうれしいです。前に出たら、最後まで耐えるだけでした。10kmの反省を生かして良いレースができました」(蝦名)

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