2026.11.01

REPORT

【競泳】男子はミツウロコが2大会ぶり優勝を果たし女子はあいおいニッセイが連覇(第9回日本社会人選手権水泳競技大会)

大会HP:https://aquatics.or.jp/tournament/57942/
LIVE配信(予選・決勝):https://www.youtube.com/@JAQUA1924

初日から社会人選手たちの熱戦が繰り広げられている、第9回日本社会人選手権水泳競技大会。宮城県・パーソルアクアパーク宮崎で行われている今大会も2日目。この日で総合成績も決定する。

その最初の決勝種目から接戦が演じられる。女子100m自由形決勝は、松本信歩(あいおいニッセイ)と、50m自由形を制した久保田梨琉(宮城県スポーツ協会)が前半から並んでレースを展開。序盤はほんのわずかに久保田がリードするも、ラスト15mで強さを見せたのは松本。56秒86の逆転優勝を果たす。久保田は敗れはしたものの56秒93と、その差はわずか100分の7秒であった。

男子100m自由形は、前半こそ原空輝(加藤商会)に並ばれていたが、持ち味の後半の強さを十分に発揮した松元克央(ミツウロコ/三菱養和SS)が49秒36で勝利。自由形2種目を制した松元は、勢いそのままに100mバタフライでも52秒30で優勝。200mを制した寺門弦輝(セントラルスポーツ)の追撃を振り切っての優勝だった。松元はこれで今大会3冠となった。

女子50m平泳ぎでは、スタートから牧野紘子8あいおいニッセイ)が抜け出し、そのままフィニッシュして30秒50で優勝。さらに牧野は女子100mバタフライもひとり1分を切る、58秒98で優勝を飾った。牧野はこれでバタフライ2種目と50m平泳ぎを制して3冠を果たす。

男子50m平泳ぎは、柳沢駿成(アクアプロダクト/スウィン高島平)が、25mを過ぎたところから抜け出す展開で、大会記録にあと100分の7秒に迫る27秒26で優勝を飾った。

女子100m背泳ぎは、初日の50mを制した高橋美紀(林テレンプ)が、前半から飛ばす竹葉智子(愛媛県競技力向上対策本部)を後半に逆転。1分01秒97で優勝して今大会2冠を果たした。

男子100m背泳ぎでは、200mを制した西小野皓大(新東工業愛知)を抑え、前半から攻めた滝澤有哉(JFE京浜)が100分の3秒差で逃げ切り優勝。記録は55秒40。西小野は55秒43の2位となった。

初日に2冠した小堀倭加(あいおいニッセイ/相模原市水泳協会)は、女子200m個人メドレーでも優勝して3冠達成。400m個人メドレーを制した石原愛依(水の寺子屋)を背泳ぎで大きく引き離すと、平泳ぎ、自由形とどんどん差を広げていき、最後は約6秒もの差をつけてフィニッシュ。記録は2分14秒11だった。

小堀は女子400m自由形でもその力を存分に発揮。2位以下に大差をつける4分13秒59で圧勝し、小堀はこれで4冠を果たす。

男子の200m個人メドレーは、200mバタフライを制した寺門が前半から攻めに攻める。100mを折り返した時点で、2位以下に2秒以上の差をつけていた。最後の自由形に入って森拓海(ミツウロコ)が猛追し2秒以上の差を一気に詰めてきたものの、辛くも逃げ切り寺門が2分02秒37で優勝。森は2分02秒75の2位となった。

男子400m自由形では、前半から逃げ切りを図る渡邊天馬(自衛隊体育学校)と今村圭吾(宮崎県スポーツ協会)のふたりに対し、後半の追い上げで逆転を狙う佐久間哲平(自衛隊体育学校)の三つ巴の争いに。200mの時点では、渡邊と今村が順調に飛ばし、佐久間に約2秒の差をつけていた。だが、佐久間はここから追い上げを見せ300mの時点で1秒差、350mでは完全に並びかけた。ラストスパート勝負となったこのレース。今村は残念ながら優勝争いから脱落。逃げる渡邊に追いかける佐久間。ふたりがなだれ込むようにしてフィニッシュすると、記録は3分56秒74の同タイムが表示。渡邊と佐久間が優勝を分け合う形となった。今村は粘るも最後は離され、3分58秒89の3位となった。

女子200m平泳ぎでは、100mで優勝を飾った黒部和花(宮崎県スポーツ協会)がこの種目も優勝。前半から積極的に攻め、2分29秒11で勝利を勝ち取り、地元宮崎の地で2冠を達成した。

男子200m平泳ぎは、渡辺一平(TOYOTA)に深沢大和(東急/TSSあざみ野)、佐藤翔馬(SEIKO)と、世界と渡り合ってきた3選手が接戦を展開。先行する渡辺を追いかける深沢と佐藤。150mで佐藤が少し離れるも、深沢は渡辺に食らいつく。深沢もスパートをかけるがその差は埋まらず。渡辺が2分10秒35で優勝。深沢は2分10秒70の2位となり、佐藤は2分13秒89の3位だった。

女子4×100mメドレーリレー。初日のフリーリレーで圧勝したあいおいニッセイが、小堀、牧野、松本、そして青木智美の同じメンバーで臨み、こちらでも圧勝。4分14秒03で優勝を果たし、リレー2種目をあいおいニッセイが制した。

男子4×100mメドレーリレーでは、背泳ぎこそ3番手スタートだったが、平泳ぎで逆転を果たし、そのまま自衛隊体育学校が逃げ切って優勝。早坂亮が55秒46、平泳ぎの渡辺隼斗が1分00秒02のラップタイムで泳ぎ、バタフライは赤羽根康太で52秒43。最後の渡邊天馬が50秒43で逃げ切って、3分38秒34で優勝を果たした。

これで、9回目の日本社会人選手権水泳競技大会の全種目が終了。団体総合成績が発表され、男子総合成績は初日トップだった自衛隊体育学校を逆転してミツウロコが130.0点で優勝。自衛隊体育学校は128.0点の2位、JFE京浜が123.0点の3位と、上位3チームは大接戦であった。
女子は個人、リレーともに強さを見せたあいおいニッセイが142.0点で断然トップ。2位は99.0点のJFE京浜、3位には54.0点で、リレーの出場はないものの個人成績で得点を稼いだ宮城県スポーツ協会が入った。

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