2025.07.30 競泳

【#競泳】松山・谷口・平井・池本で臨んだミックス4×100mメドレーリレーで7位入賞を果たす(世界水泳選手権2025/シンガポール)

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©PHOTO KISHIMOTO / TAKAO FUJITA

世界水泳選手権2025/シンガポールの大会中盤戦となる4日目。日本代表チームが出場した決勝種目は、ミックス4×100mメドレーリレー。

予選を松山陸、谷口卓、平井瑞希、池本凪沙で臨み、3分43秒57の6位で決勝に進出。同じメンバーで臨んだその決勝レース。松山は54秒01、谷口が59秒48、そして平井は56秒78、池本が53秒88と予選から記録を少しずつ落とし、3分44秒15の7位入賞となった。

「予選からタイムを落としてしまって悔しい気持ちです。53秒9前後で何回も泳げているのは調子は悪くない証拠だと思うので、50mでしっかり良いタイムをだしていきたい」(松山)

「感覚はすごく良かったので、思ったより遅いタイムを見て驚いたくらいです。泳ぎを振り返って原因を探って、最終日に備えたいと思います」(谷口)

「泳いでいるときから感覚が悪く、スピードが出ていないと感じただけではなく、後半波にのまれた感じがしました。とても残念です」(平井)

「決勝で力を出すということの難しさを感じました。昨日今日とレースを重ねたので、この感覚をどんどん鋭くしていって結果につなげていきたいと思います」(池本)

このレースを制したのは、1レーンを泳ぐNeutral Athletes B(NAB)。LIFINTSEV Miron、PRIGODA Kirillと繋ぎ、KLEPIKOVA Dariaが引き継いだ時点で1分49秒34と、世界記録を上回るハイペース。結果的には世界記録はならなかったが、TROFIMOVA Dariaが最後までハイペースを維持して、3分37秒97の大会新記録で優勝を果たした。

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日本代表が出場した大会5日目の決勝進出を懸けた準決勝種目は2つ。
ひとつは男子200m個人メドレー。松下知之は前半から攻めるも泳ぎは軽い。背泳ぎ、平泳ぎと組上位を維持すると、最後はラストで力を抜いたKOS Hubert(ハンガリー)をかわして組のトップでフィニッシュ。1分57秒11の全体4位で決勝へ。

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「前半は非常に良い感触で泳げていました。固くなった後半を修正して、準決勝では1分55秒台の自己ベストを狙って泳ぎたいです。予選、準決勝と着実にパフォーマンスを上げてこられているので、決勝ではさらに調子を上げて臨みたいと思います」(松下)

松下と同じ組で泳いだ牧野航介は、表情は硬かったものの「自分のできる限りを尽くして臨めた」と言うように、バタフライから全力を出し切る。後半、平泳ぎから徐々に順位を上げていき、最後は接戦のタッチ差で1分57秒51の組のなかで4番手フィニッシュ。ここが決勝ラインになると見られたが、次の組でMARCHAND Leon(フランス)が1分52秒69という驚異的な世界新記録を樹立。その流れに引っ張られたか、2組目の記録が底上がりしたこともあり、牧野は惜しくも9位となった。

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「全力に近い出力で泳いだので、56秒台が出たかな、と思っていたのですが、自分が思っていたよりタイムが出ていませんでした。初めての海外での試合で、調整期間もいつもと違ったことでピークの持って行き方が難しいと感じた部分もありました。この経験も生かして、試行錯誤して次につなげていきたいと思います」(牧野)

藤本穏が出場した女子200mバタフライの準決勝では、前半こそ予選よりも記録を上げて攻める泳ぎを見せるが後半に疲れが出たか、持ち味の伸びを生かすことができず。2分10秒20の15位という結果となった。

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「自己ベストを出したかったので悔しい気持ちでいっぱいです。予選の反省から第2ラップを上げていこうという気持ちで泳いだんですが、思ったより力みがあったのか、第3ラップからきつさを感じていました。この緊張感のなかで泳げたことを生かして次につなげていきたいです」(藤本)

ほか、男子800m自由形決勝は、前半飛ばすアイルランドのWIFFEN Danielを350mで逆転し、そこからは一気に他を引き離したチュニジアの20歳、JAOUADI Ahmedがそのままトップでフィニッシュ。7分36秒88で初優勝を果たした。2位はドイツのSCHWARZ Svenで7分39秒96、3位は同じくドイツのMARTENS Lukasが7分40秒19で入った。

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女子200m自由形の決勝はパリ五輪覇者のO'CALLAGHAN Mollie(オーストラリア)が、途中アメリカの18歳、WEINSTEIN Claireに追いつかれるも、後半はその強さを発揮。1分53秒48で2位に1秒以上の差をつけて優勝。2位は1レーンから後半一気に追い上げてきた1分54秒52で中国のLI Binjieが入り、WEINSTEINは1分54秒67の3位となった。

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また、男子200mバタフライ決勝では本命のMILAK Kristof(ハンガリー)にMARCHAND Leon(フランス)もいないレースとなったが、準決勝で抜けてトップだったURLANDO Luca(アメリカ)が100mでトップに立つと、一気にその差を広げて1分51秒87にまで記録を伸ばして優勝を果たす。2位はCHMIELEWSKI Krzysztof(ポーランド)で1分52秒64、3位にはTURNER Harrison(オーストラリア)が1分54秒17で入った。

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そして男子50m平泳ぎ決勝。片道一本勝負の50mは、スタートから飛び出したイタリアのSERASUOLO Simoneが逃げ切って26秒54で優勝。後半追い上げた中国のQIN Haiyangは26秒67で3位。2位には1レーンからPRIGODA Kirill(NAB)が26秒62で入った。

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