2025.08.02 競泳

【#競泳】梶本がOWSに続き競泳でも個人種目の800mで8位入賞(世界水泳選手権2025/シンガポール)

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©PHOTO KISHIMOTO / TAKAO FUJITA

大会7日目となった世界水泳選手権2025/シンガポール。疲労のある中での戦いながら、選手たちは全力を尽くすレースを見せてくれている。

この日の決勝種目は1つ。女子800m自由形決勝に梶本一花が登場。OWSの10km、5km、そして金メダルを獲得した3km Knock Outを泳ぎ、さらに1週間後に競泳競技が始まってからも400m自由形、1500m自由形、そして800m自由形の予選をこなすハードな行程も、いよいよ最終レースを迎えた。

アメリカのLEDECKY Katie、カナダのMcINTOSH Summer、さらにはPALLISTER Lani(オーストラリア)にQUADARELLA Simona(イタリア)、LI Bingjie(中国)といった強豪揃いのこのレース。「楽しもうという気持ちで臨んだ」と梶本は前半から攻める。自己ベストを上回るペースを刻み、後半粘りのレース。自己ベストには惜しくも届かなかったものの、8分26秒85の8位入賞を果たした。

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「積極的なレースをすることが自分にとって大切なことだと思って、前半から攻めました。最初の400mは自己ベストよりも早いペースで泳げましたし、強い気持ちでレースに臨むことができました」(梶本)

そのほか予選競技は男子50m背泳ぎは松山陸が25秒11の29位、由良柾貴が25秒35の36位で予選敗退。女子50m平泳ぎの鈴木聡美はスタート時に手が離れてしまうアクシデントに見舞われ、30秒91の予選21位という結果に終わった。男子1500m自由形予選の今福和志は、数日前からの体調不良で棄権も考えなければならない状態。だが「応援してくれる人たちのために“泳ぎたい”という気持ちのほうが強くなった」と出場を決意。15分24秒98の15位という結果となった。

ミックス4×100mフリーリレーは村佐達也が48秒92、田中大寛が48秒99、池本凪沙が53秒86で続き、アンカーの平井瑞希が55秒00で3分26秒77の14位となった。

女子50mバタフライ決勝は、唯一24秒台で泳いだWALSH Gretchen(アメリカ)が24秒83で優勝。2位のPERKINS Alexandria(オーストラリア)はオセアニアレコードとなる25秒31で泳ぎ、3位にはVANOTTERDIJK Roos(ベルギー)が25秒43で入った。

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世界最速決定戦、男子50m自由形ではMcEVOY Cameron(オーストラリア)が頭ひとつ抜け出して21秒14で優勝。21秒26の2位にはイギリスのPROUD Benjaminが入り、アメリカのALEXY Jackは21秒46の3位となった。

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女子200m背泳ぎは、先行するSMITH Regan(アメリカ)のすぐ後ろを、同じアメリカのCURZAN Claire、そしてオーストラリアのMcKEOWN Kayleeが追いかける展開。150mまではSMITHがリードを守っていたが、ターンして浮き上がるとMcKEOWNが前に出る。そのままの勢いで一気に他を突き放して、2分03秒33でフィニッシュして大会新記録で優勝を果たす。SMITHは2分04秒29の2位、2位にCURZANが2分06秒04で入った。

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1位から8位まで1秒もない準決勝タイムだった男子100mバタフライ決勝は、前半から飛ばしたGROUSSET Maxime(フランス)が逃げ切って優勝。前半を22秒80と、ひとり22秒台で折り返す積極性を見せ、49秒62のヨーロッパレコードをマークした。2位はPONTI Noe(スイス)で49秒83とこちらも好タイム。3位にはカナダのKHARUN Ilyaが50秒07で続いた。

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ミックス4×100mフリーリレーの決勝は、アメリカの独壇場だった。50mで3位だった悔しさを晴らすかのように46秒91で引き継ぐと、SAMMON Patrickが46秒70で続く。さらにDOUGLASS Kateが52秒43で、そしてHUSKE Torriが52秒44で引き継ぎ、3分18秒48の世界新記録を樹立。従来のオーストラリアが持っていた記録を0秒35縮めた。2位はNABで3分19秒68、3位にはフランスが3分21秒35で入った。

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