2025.08.20 競泳

【#競泳】男子が豊川が総合優勝を果たし、女子は四條畷学園が初の頂点に立った(第93回日本高等学校選手権水泳競技大会)

大会公式HP:https://www.koukousoutai.com/2025soutai/
水泳連盟HP(競泳):https://aquatics.or.jp/tournament/50837/
大会公式結果:https://kirokukensaku.net/0IH25/index.html
SEIKOリザルト(競泳):https://swim.seiko.co.jp/2025/S70301/index.htm
SEIKOライブタイミング(競泳):https://swim2.seiko.co.jp/LiveResults/sw_index_jp.html

令和7年度全国高等学校総合体育大会水泳競技大会・第93回日本高等学校選手権水泳競技大会の競泳競技も最終日。選手たちは最後の戦いに向かう。

女子100m自由形は「55秒台前半」を目標にしていた榎本裕月(粉河)が、その目標を大きく上回る54秒95という好タイムを叩き出して優勝。50mに続いて2冠を達成した。

「近畿高校で55秒は出せていたので、それ以上のタイムを出したいと思っていました。本当に54秒台が出るとは思っていなかったのでとても驚きましたけど、すごくうれしいです」(榎本)

男子100m自由形では、23秒83と前半から攻めた松山育(豊川)が、後半もそのスピードを保ち逃げ切って49秒95と、ひとり50秒を切るタイムで優勝を飾った。

「高校生にとってインターハイはとても大事な大会。そこで優勝することを目標にしていたのでうれしく思います」(松山)

女子400m個人メドレーでは、昨年200mを制した髙山紫妃(武南)が、バタフライで良い位置につけると、「平泳ぎまでに前に出ておかないと」と背泳ぎでトップに立つ。その平泳ぎで中澤心暖(常総学院)が追い上げてくるが、背泳ぎまでに奪ったリードを守りきり、4分41秒33で優勝を飾った。

男子では、前半は長岡大手の根岸歩夢が先行。背泳ぎの時点で2位以下に1秒以上の差をつける。だが、平泳ぎに入って宮崎緒里(浜松商業)を始め、田中駿(桐光学園)、牧内竜也(桃山学院)らが一気にその差を詰めてきた。この4人がほぼ横一線になって迎えた最後の自由形。全員が350mまでは辛抱し、ラスト50mで一気に爆発。このラストスパートで抜け出したのが、田中だった。「最後の自由形には自信があった」と言葉通り、ラスト100mで逆転し、4分17秒90の自己ベストで優勝を果たした。根岸は4分18秒03の2位、そして3位には牧内が4分18秒26で入った。

「350mのターンのときに両サイドの選手が見えたので、この差なら行くしかない、と思ってターン後から全力で泳ぎました。400m自由形で負けてしまったので、この種目で優勝できて本当にうれしいです」(田中)

熱いインターハイを締めくくるのは、4×100mメドレーリレー。

女子は背泳ぎの女王・笠原美咲が1分01秒23という自己ベストを更新する泳ぎでトップに立った埼玉栄。続く鈴木瑠華は1分11秒03で、順位をひとつ落として2位でつなぐ。第3泳者はチーム唯一の3年生、園部ゆあら。園部は58秒69とこちらも好タイムで続き、最後は油井美波が55秒50で締めて、4分06秒45で優勝を飾った。

男子は中京大中京の井上凱道が56秒49でトップで引き継ぐ。続くのは1年生の野中龍生。1分01秒06で泳いでトップを守り、続く笠江瑛斗は53秒56でそのリードをさらに広げた。そして最後は50mチャンピオンの山宮ヒュウゴ。前半から積極的に攻めて、50秒75でフィニッシュ。一度も他校にトップを譲ることなく、中京大中京が3分41秒86で優勝を勝ち取った。

これで競泳競技の全競技が終了。
総合成績は、男子が豊川高校が優勝。女子は四條畷学園が初優勝を成し遂げた。