2025.09.04 競泳

【#競泳】400m個人メドレーで成田と松下が大会新記録で制覇(第101回日本学生選手権水泳競技大会)

大会公式HP:https://aquatics.or.jp/tournament/50840/
日本学生選手権公式HP:https://www.swim-g.net/intercollege/
SEIKOリザルト:https://swim.seiko.co.jp/index.html
得点速報:https://www.swim-g.net/intercollege/points/7025401/m_index.html?dummy=202506280930
日本水泳連盟公式YouTube(予選・決勝共にLIVE):https://www.youtube.com/@JAQUA1924

『一新紀元』をスローガンに、第101回日本学生選手権水泳競技大会 競泳競技が開幕。初日は3つの決勝レースが行われ、大会記録が2つ誕生。

大会記録が樹立されたのは、男女の400m個人メドレー。1年生で「インカレに憧れていた」という成田実生(明治大学)が、前半は鈴木彩心(日本体育大学)に先行されるも、平泳ぎで逆転。最後の自由形も強さを見せ、4分35秒66の大会新記録を樹立して初優勝を果たした。

©PHOTO KISHIMOTO / SOMA SUZUKI

「チームメイトたちの心強い応援があって、大会記録を更新できたことがとてもうれしいです。自分が得意とする平泳ぎから一気に追い上げる、というレースプランを考えていて、それを実行できて優勝したことで、チームに優勝というかたちで貢献できたことがうれしいです」(成田)

男子400m個人メドレーは、世界水泳選手権2025/シンガポール代表のふたりが自己ベストを更新する泳ぎを披露。前半から積極的に攻め、日本記録を上回るハイペースを刻んだのが松下知之(東洋大学)。最後までトップを譲らず、4分07秒21の大会新記録を更新。自己ベストも1秒以上上回る好レースで優勝を勝ち取った。また、2位に入った同じ東洋大学の西川我咲も、4分09秒26と自己ベストを更新する泳ぎを見せた。

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「優勝できてうれしいという気持ちもありますが、それよりも自己ベストが出たことにホッとしています。世界水泳選手権を経て、自分のなかのリミッターを外さないと世界では勝てないと感じたので、今回前半をこれだけ攻めて、さらに後半もうまくまとめられたのは収穫だと思います」(松下)

女子200m背泳ぎは、昨年もこの種目を制した長岡愛海(神奈川大学)が、中京大学の宮城歩優との競り合いを制し、2分10秒87で連覇を達成する。

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「私がこのチームに貢献できるのは、やっぱりこの舞台で優勝することだと思っていました。その通りに優勝することができたのがすごくうれしいです」(長岡)

男子200m背泳ぎは、世界水泳選手権代表の竹原秀一(東洋大学)が、持ち味の前半を生かした積極的なレースを展開。後半、西小野皓大(中京大学)が追い上げてくるも、それを振り切って竹原がトップでフィニッシュ。1分55秒50の自己ベストで優勝を果たし、この種目3連覇を達成した。

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「前半から攻めることもできて、最後も粘り強く泳げましたし、ベストタイムが出せたことはとても良かったです。優勝できて安心しました」(竹原)

女子100m自由形は、誰が勝ってもおかしくない横一線の大接戦。その中で頭ひとつ抜け出したのは、ワールドユニバーシティゲームズ代表の鈴木莉緒(青山学院大学)と溝口歩優(筑波大学)のふたり。最後まで接戦を繰り広げたが、ラスト5mで少しだけ前に出た鈴木が55秒01で初勝利を勝ち取り、青山学院大学に30年以上ぶりの優勝をもたらした。

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「良い練習ができていたので、自身を持って臨むことができました。最後は絶対に勝つぞ、という気持ちで泳いで優勝できてうれしいです」(鈴木)

男子100m自由形では、予選で自己ベストを更新する泳ぎを見せた村佐達也(中京大学)が、決勝は「前半は抑えて」と50mを3番手で折り返す。攻める原空輝(早稲田大学)、柳本幸之介(日本大学)を村佐と光永翔音(中央大学)のふたりが追い上げる展開。最後はタッチ差で村佐が逆転。48秒82で優勝を果たした。48秒94で2位の光永、49秒04で3位に入った柳本のふたりは自己ベストを更新する泳ぎを見せた。

©PHOTO KISHIMOTO / SOMA SUZUKI

「周りを意識しながら泳いでいました。前半は落ち着いて、後半で逆転できたら負けないと思っていました。インカレは盛り上がりが違うと感じています。チームのために泳ぎたい、という気持ちが強かったので優勝できてよかったです」(村佐)