2026.06.26

REPORT

【AS】『武士道』をテーマに掲げて挑んだチームフリールーティンで金メダルを勝ち取る(World Aquatics AS World Cup 2026 Super Final)

大会公式HP:https://www.worldaquatics.com/competitions/5131/world-aquatics-artistic-swimming-world-cup-2026-super-final
連盟大会HP(代表メンバー):https://aquatics.or.jp/tournament/58721/
リザルト:https://world-aquatics-results-ws.microplustimingservices.com/SWAWC2605/#/sports-schedule/SWA/*

カナダ・トロントで開催された、アーティスティックスイミング(AS)のWorld Aquatics AS World Cup 2026 Super Final。6月19日から21日の3日間、水中の美が争われた。

World Cup Stop3では3つのメダルを獲得した日本。今大会は、チーム、デュエットに加えてソロでもメダルを獲得した。

ソロはテクニカルルーティンに比嘉もえ(近畿大学/井村ASC)が出場。前回のWorld Cupに加え、日本選手権でも演じた『極楽鳥花』。少しずつそのテーマを自分のものにしてきた比嘉が、前回のWorld Cupから30ポイント近く上乗せし、252.8258を獲得。アーティスティックインプレッションも高い評価をもらい、見事に銅メダルに輝いた。World Cupにおいて、比嘉はソロで初のメダル獲得となった。

この比嘉のソロで勢いに乗りたい日本だったが、チームテクニカルルーティンでは、最初のアクロバティックでベースマーク判定を受けてしまい、得点を伸ばせず272.1667の6位に沈んだ。

ただ、ベースマークでなければ表彰台争いに食い込んでいたことは確か。その自信を胸に、翌日のチームフリールーティンでは、強豪の中国やスペインが不在ではあったが、『武士道』をテーマに掲げたこの演技でナンバーワンのアーティスティックインプレッションを獲得。合計得点を257.9333として金メダルに輝いた。

同日に行われたデュエットテクニカルルーティン。比嘉とチームリーダーでもある佐藤友花が出場。疲れもあったか、ひとつ目のハイブリッドでベースマーク判定を受ける。ただ、アーティスティックインプレッションでもあまり得点を伸ばせなかったこともあり、この種目では268.7550ポイントの9位という結果となった。

大会最終日、比嘉と佐藤のペアはリベンジに燃える。デュエットフリーは日本選手権でも高い評価を得た、異なる生物が互いに親密な関係を保ちながら共に暮らす状態を表す『共生(SYMBIOSIS) 』をテーマに掲げて挑む。エレメント得点こそ、中国ペアに10ポイント以上の差をつけられてしまったが、アーティスティックインプレッションでは僅差。世界から日本の芸術性について高い評価を受けていることを証明する演技を見せ、299.7271で銀メダルを勝ち取る。

そして日本が課題としてあげているのが、アクロバティックルーティン。ただ、イタリアからアクロバティックコーチを招き、土台の強化とフューチャードスイマー(ジャンパー)技術力アップに取り組んだ結果、エレメント、アーティスティックインプレッションともに高い評価を得て、234.9403でこちらも銀メダルを獲得した。

結果、日本は金メダル1、銀メダル2、銅メダル1の合計4つのメダルを獲得。好結果ではあったが、一方でデュエット、チームのテクニカルルーティンにおける課題が浮き彫りとなった大会となった。

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