第71回日本泳法大会 報告
開催日 2026年8月22日-23日
開催場所 秋葉山公園県民水泳場
執筆者:日本泳法委員会 望月 南海子
8月22日・23日の2日間、和歌山県・秋葉山公園県民水泳場(あきばさんプール)にて、第71回日本泳法大会が開催された。和歌山県で日本泳法大会が開催されるのは71回の歴史の中で初めてであり、また、今回の会場はプール天井の木製の梁が珍しく、大変新鮮な気持ちで大会を開催することができた。今大会にも9歳の小学生から88歳の方まで、全国各地より多くの日本泳法愛好家が集まり、2日間で選手・役員合わせて延べ900人弱が参加、約90人の観客に来場いただいた。
開会に先立ち、主催者挨拶として日本水泳連盟・日本泳法委員長の有吉伸久より開会の挨拶、続いて主管挨拶として和歌山県水泳連盟・山下直也副会長より、参加者への激励のお言葉をいただき、開会となった。
第1日目は泳法競技ジュニアクラス、泳法競技予選、団体泳法競技・同シニアクラス(いずれも準決勝まで)、資格審査、支重競技、泳法競技マスタークラスが、第2日目は横泳ぎ競泳、泳法競技決勝、団体泳法競技・同シニアクラスの3位決定戦と決勝が行われた。
「泳法競技ジュニアクラス」は小学4年生から中学3年生までが出場する競技で、今大会では男女合わせて62人の参加があった。若年層の競技人口の減少が危惧されている昨今であるが、大会参加に関してはここ数年では増加傾向にあり、大変うれしく感じている。評価としては昨年よりも全体的に厳しいものになったが、今後の伸びしろと捉え、来年以降も継続して出場してもらいたい。「泳法競技」では、男子は岡﨑悠が、女子は片岡みなみがそれぞれ優勝を果たした。男子予選では3位までの4人が1.5点差となり誰が優勝するか分からない状況であったが、決勝で岡﨑が特に完成度の高い泳ぎを披露し合計115点を獲得。最終的に2位以下を大きく離して4連覇となった。女子は片岡が予選から独走するかと思われたが、決勝で予選2位の選手が得点を伸ばし僅差となる展開に。しかし片岡も安定した泳ぎで確実に得点を重ね、2連覇を果たした。「団体泳法競技」は岩倉流和歌山水練学校が、「団体泳法競技シニアクラス」は横泳会が優勝を収めた。岩倉流和歌山水練学校は久しぶりの出場であったが、念願の初優勝。初めての地元開催で優勝を成し遂げたことは特筆すべき結果であった。団体泳法競技は、個人競技では得られない、結束による充実感が得られる競技である。ぜひ来年も多くのチームに出場してもらいたい。
「資格審査」では7つの資格に総勢81人の方が挑戦し、33人の方が合格した。資格審査を受査することは日本泳法を続ける上で大きなモチベーションとなっていると思う。今回合格した方はさらに上の資格を目指し、もう一歩だった方は来年に向けて研鑽を続けて欲しい。
「泳法競技マスタークラス」は今大会でも試行として実施し、20歳代から80歳代までの幅広い年代の方29人に参加いただいた。来年の大会で正式競技化する予定であり、長く日本泳法を続けている方々がより切磋琢磨できる競技となることを期待している。
来年は長野県にて開催予定。また多くの方に参加いただけることを願っている。なお、来年の大会から新しい競技規則が適用となり、さらに競技区分も変更となる。要項などを十分に確認の上、参加していただきたい。最後に、今大会開催にあたり、多大なご協力を賜った(一社)和歌山県水泳連盟の皆さま、その他関係の皆さまに心より感謝申し上げる。
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